後日談④ 気になるあの子の話 (3)
あの子について行ってみると、大きな住居と言うより屋敷に辿り着いた。
具体的には3000坪ぐらい?
まあ、認識阻害はやめずに堂々と屋敷の中に侵入する。
不法侵入ではない。
なぜなら天界とは『神』である私の領域だからだ〜!(暴論)
っていうのは置いといて、真面目について行く。
あの子は、屋敷の中を歩き、ある部屋の前まで来ると扉をノックし、入っていいか尋ねた。
「お祖母様。わたくし、リフィエルです。只今帰還しました」
お祖母様ね。
「どうぞ」
ん?
この声、聞いたことあるぞ!
「失礼します」
そう言って、リフィエルちゃんが部屋に入っていった。
一緒に入ってしまったらバレる可能性があるので、壁の一部……本当に極わずかだけ、翡翠に変えて、翡翠の視点から部屋を覗く。
覗き魔とか言わないで欲しい。
実質的には子供みたいなものだから
どれどれ…様子は………。
………。
……。
…。
……………………………!?
え!?シルちゃん!
やっぱり面影あるなぁって思ったら本当に血縁関係あったんだ。
っていうか、そもそもシルちゃんがおばあちゃん!?
ま、まあ、あれから少なくても100万年は経ってるからそういうこともあるか。
そもそもシルちゃん
未だに幼女体型かつ童顔!!
かわいい!!
ってかこの子に子供産ませた奴出てこい。
ロリコンの罪で
『スイちゃーんどうしたのって、ロリコン!?駄目ですよそれは、合法なら兎も角』
くっ。合法か…。殺せ!
『なにその、新手のくっころは』
と、私がパニクっている間にも、リフィエルちゃんは報告を続けていた。
「今回の”イレギュラー”は何者かによってわたくしが到達するよりも早く討伐されていました。一体何者が”イレギュラー”を討伐したのか心当たりはありますでしょうか」
「ないと思うよ。あと、敬語はやめてくれないかなぁ…」
「ごめんなさい。偉大なるお祖母様には敬語をやめずにいられないのです」
敬語をやめずにいられないとは。
「まあ、多分だけど今ここを除いている子なのかな?出ておいで。わたしは何もしないから」
………。
バレてないよね!?
私じゃないよね!?
「バレてないとか思わないで出てきなさい」
は、はーい。
天使に叱責される神がここにいるそうです。
あ、あれ?私も前にサボり女神に叱責してた気がするけど…。
まあいいか。
あれ、これってバレてもいいのかなと思いつつ、とりあえず扉の前に来た。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
どーも、のこじです。
前回、今回で気になるあの子〜が終わると言いましたよね。
………アレは嘘だ。
はい。ごめんなさい。
終わりませんでした。
次回、で終わります。
あ、あと次回で一旦更新停止します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます