第30話 過去のこと① 『黒翡翠』

まえがき

短いです。

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※アイちゃん(本体No.1000)視点


「これはひどい」


世界に侵入すると、世界自体が全て翡翠で埋め尽くされていた。

空間や、時間さえも。


時間という概念すら翡翠という物質に変えてしまうのはとんでもない気がしたけど、気にしたら負けだと思っている。

『概念』を物質に変換するのは、今の私でも出来るっぽいし。


ま、まずは、スイちゃんを探さなきゃね。


―――と、思った瞬間、大きな気配が近づいてくるように感じた。


……これはスイちゃんっぽいね。

気配からしてもそうだし、そもそもこの世界には翡翠しか無いっぽいからね。


そう思いながら、自我を失って異物は排除するという本能のみで私への攻撃をしようとするスイちゃんを軽くいなして押さえつける。


苦しそうにもがくが、私がしっかり抑えているからびくともしない。


私は暴走を止めさせるため、”器”の力を使って、スイちゃんの精神世界へと入った。


❖ ❖ ❖ ❖ ❖

※スイちゃん視点


―――私は小さい頃に一度、アイちゃんに助けてもらった。


あれはまだ幼天使の頃だったか。


当時、翡翠を集めることが趣味だった私は、毎日のように人間界に降りて翡翠を採掘していた。


ある日、いつものように翡翠を集めていたら、翡翠の中に、周りとは色が全く違う暗黒の翡翠を見つけた。


その翡翠……『黒翡翠』を採取しようと手を伸ばすと、黒翡翠はを持ったかのように動き出し、『黒翡翠』のが私の手の中に入り込んだ。


ピリッと少し手に痺れがきたが、気のせいかと思ってそのまま翡翠を天界に持って帰っていった。


それは後に『黒翡翠』事故と呼ばれるようになった原因そのものなのだが、その時の私には知りようが無かった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

どーも、のこじです。

12日目です。

更新疲れました!


今後の更新について少し迷っているので相談をば。

このまま話を続けてもいいんですが、マンネリ化しそうなんで、何処かで切り上げ(と言う名の打ち切り)したいんですが、どうしましょう。

……正直、ちょうどここらへんの話が終わったらいい感じなんですよね。


まあ、多分打ち切りかなぁとは思います。

他に色々書きたいことが思いつくので。

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