第3話:初恋の人。

僕の初恋っていつだったんだろうって思う。


幼稚園の先生が最初だった気がするけど、まだあやふやな

感情が産み出した憧れ。


はっきりお互いを好きって言える子ができたのは小学生の時。

僕の家の裏に住んでた子。

隣のクラスにいて休み時間は彼女に会いに行ってた。


だけど僕が中学に上がる時、僕が引っ越したため、いつの

間にかその子とは疎遠になってしまった。


で、中学に入ると新たに好きな子が出来た。

その頃は思秋期のど真ん中。


その子がそばに来ていい匂いがするたび僕はときめいた。

その子のスカートが揺れたびスカートの中を想像した。


中学を卒業してからもその子と付き合ってた。

だけど結局、大人になるにつれお互いの考えも思いも

価値観も変わってくる・・・自立していくんだよね。

そして最後は別れた。


初恋は実らないって言うから、きっとその子が僕の初恋の人

だったんだろうね。


つづく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る