作者本人がVガチのキャラについて熱く語る回【あいうら編】



前回の最後に「次回若旦那の解説します」と書いたが。

折角なので、全キャラについて裏設定やモチーフその他語りたいことをひたすら書いていきたいと思う。


今回は取り敢えず、メインカプから。






3章までのネタバレあります。閲覧注意。

あと結構モチーフなどについてぶっちゃけてるので、苦手な方はブラバ推奨。


モチーフとなったクリエイターやアーティストの皆様は、敬称を略させて頂いております。














【江戸川愛璃/歌川火織】


・特徴:作中で一番狂ってるのに自覚が無い女

・特技:何でもできる

・性格:メンヘラ。やることなすこと大体重い。自分が主人公だと信じてやまない極度の中二病

・デバフ:演技性パーソナリティ障害、低過ぎる自己肯定感、自傷癖

・その他:16歳首吊り、21歳オーバードーズで2度の自殺未遂



愛璃に関しては、以前にも語った通り、私のビジュアルイメージや性格面を使って肉付けしたキャラである。ピアスとかネックレス・チョーカーとか普通に私も愛用してるし。

一応念を押すと、あくまでこの物語はフィクションなので、愛璃がやった行動は全て現実に即している訳ではない。空想から引っ張ってきた描写もあれば、フィクションに転換する際にオーバーに表現した描写も多いので、そこだけご留意頂きたい。



パーソナリティ障害について。

最初は境界性かつ演技性のつもりで執筆していたが、うららにクソデカ感情があることが決まった時点で境界性要素をあちらに移し、愛璃は演技性の要素が残った。ちなみに、実臨床でも境界性と演技性を併発してる患者様は多く居る。

Vガチ執筆に際し、精神疾患の診断マニュアルである『DSM-Ⅴ』を図書館で借りて読んだので、割とリアリティある描写にできているのではなかろうか。



あと、どうしても話したいのが、藍月なくるの『FAKE IDOL』という曲。

私自身は最近なくちゃのファンになったクチなのだが、この曲を知ってから、どうしてもアバウトになっていたアイドル時代の愛璃への解像度が上がった。てかこの曲を知ったからなくちゃのファンになったまである。聴いてみて欲しい。あとぜひなくちゃのTRPG配信を見てみて欲しい。














【鈴堂うらら/鈴本きらり】


・特徴:アホの皮を被った覚悟ガンギマリ女

・特技:踊ること、絵を描くこと、ネットストーキング

・性格:アホ………だったが、重度依存メンヘラの側面を隠さなくなってきた。彼女にとって愛璃は大好きな人かつ崇拝対象。

・デバフ:境界性パーソナリティ障害、炎上歴、愛璃への依存

・その他:12歳で処女を捨てている。レッグカット中毒。



作者の私自身、うららがこんな劇物になるとは思わなかった。

スタートは『ぶいでん』の祭屋光ちゃんに代表されるアホ元気っ子である。身長も低いし、ツインテールなんてその象徴。

だがしかし、ラジオ回での諸々(以前の投稿に詳しい)でヒロインレースをぶっちぎり、見事愛璃の正妻の座を射止めた。その代償として、愛璃に負けず劣らずのメンヘラと化してしまったが。



うららに関しては、この後紹介するでんぱ組.incのピンキー!こと藤咲彩音さんと、踊り手のりりりちゃんからアイデアを得た。

性格面については、あまりモチーフは居ない。私の想像にぶん投げている。だからこそ愛璃の理解者足り得たのだろう。



うららが中1で初体験を済ませている、ということに触れた時は正直批判も覚悟の上だった。

しかし、うららが境界性パーソナリティ障害であり、レッグカット歴もあり、かつ作中屈指の可愛い女である以上(時子とうららはナチュラルボーンクソ美人の設定。るると愛璃はメイク技術でそれに張り合うくらい)、性行為はしていない方が不自然である。

というのも、境界性パーソナリティ障害の症状に「早い段階で危険な性行為に陥る」というものがあるからだ。

………あと一応言っておくと、作者は非処女厨且つ非童貞厨。性癖もあります。



ちなみに、3章エピローグのサブタイトルにあるように、うららのテーマソングはヨルシカの『負け犬にアンコールはいらない』である。


また、やなぎなぎの『トコハナ』からもインスピレーションを得た。うらら視点の愛璃への感情、みたいな感じで。

踊り手時代の名前に『蓮』が入っているのは、この曲および『ブラック・ブレット』の主人公里見蓮太郎のオマージュである。












【W.W.Dという曲について】



このVガチという作品の出発点かつ共通モチーフにでんぱ組.incの『W.W.D』という曲がある。

私はVガチの物語を膨らませる際に、この曲を歌う6人にVガチのキャラを当て嵌めて書いていた(だから4期生は2人しかいない。3期生だけだと足りない為、未登場だった4期生で補っていたのだ)。


その際当て嵌めた歌割りは以下の通りである。

例の如く敬称略。

古川未鈴→まもり

相沢梨紗→愛璃

夢眠ねむ→時子

成瀬瑛美→グミ

最上もが→たま

藤咲彩音→うらら



私はこの曲をこれまでの人生で死ぬほど聴いていたものの、あまりでんぱ組自体に造詣は深くなかった為、メンバーというよりこの曲の歌詞をモチーフに、キャラを掘り下げていった。



そのせいで、この曲はモロにVガチのネタバレになっている。


例えば。


・1番の歌詞がそれぞれの過去になっている

まもり→いじめで引きこもり

時子→役者の夢が破れた

愛璃→中二病が酷い、かつラジオ好き

うらら→踊ってみたを投稿

グミ→アニメ・マンガを田舎で憧れていた

たま→ずっとずっと引きこもってゲーム


・ラスサビ前の歌詞がモロに関係性

まもたま→『2人は敵同士だった』=ボクモンの敵同士

あいうら→掛け合い部分がVガチの全て。なお愛璃がメイド長の時、うららは高校生である。

ときぐみ→愛媛のメイドカフェであったであろう会話(今後本編で詳しく描写)


・『マイナスからのスタート舐めんな』って言ってた人、居ましたよね?(ぜひ読者様ご自身で探してみて欲しいです)




………というわけで、Vガチの本質は実はこの曲にある。

そう考えると、この時点(1/31、4話)であいうらというカップリングや方向性は決まっていたということになる。当時はそんなこと考えてなかったけど。







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