足舐めプレイ

「兄様、もう少しわたくしの足に顔を近づけてくださいまし」


もうこれから起こる展開を知っているぞ。

知っているからこそもうそろそろズボンが限界を迎えそうなんだ。


俺が颯那の履いている黒タイツに衝突するぐらいのところにまで顔を持っていくと、案の定黒タイツを脱ぎ始めた。


「ほら、これがわたくしの素足ですわ」


黒タイツを完全に脱ぎ終えたことで、颯那の真っ白な足と脛が露わになる。

ホントにどんな手入れをしていたらこんなきれいなままの脛を保っていられるんだ?

俺なんてすね毛のせいでアマゾンみたいになっているぞ。


「さて、兄様。わたくしがここまでしてさしあげたのですから、あとはどうなさるべきか分かりますわよね?」


はいはい分かっていますよ。

舐めればいいんでしょ舐めれば。


俺は頷き、先ずは颯那の足の親指に舌を合わせる。

...この地味に汗臭い匂いと、このカサカサな感触が余計に俺の舌の振動を激しくする。

指の感触をできるだけ長く保つため、ゆっくりと舌の全てで堪能するように舐めていく。

下から中盤ぐらいまで舐めていると、だんだんと餅のようにふっくらした部分に到達する。

味はどの部分も変わらず汗でしょっぱい。

だが、このしょっぱさが俺の全てを満たす。

俺のムスコの栄養になるのは勿論のことだが、それ以外にも、俺の口、喉奥、脳、体のいたるところを満たしていく。

オゥ…oh my god


無意識の内に親指以外の指も丁重に舐めていく。


「ふふ、いい子ですわね。本当なら黒タイツも兄さんの口で脱がせてもらう予定でしたけれど...あの女性から排出される汚い息を飲んでいる口で脱がされたら汚れてしまいます」


舌ならいいの!?


「こうやって兄様に足の指を舐めさせるのも二年ぶりぐらいですね」


そういえば去年って颯那帰ってこなかったっけ。


「去年は一年生だったものですから長期休みの間も先輩たちからいろいろと雑用を押し付けられてしまい、帰省することができませんでしたの」


颯那をパシるなんて...

いくら一つ、二つ歳が上でも命知らずすぎんだろ...


「...なんだか思い出しただけでイライラしてきましたわ」


ん、ちょっと颯那!?

なんだか足が震えてます...って痛い!


「あら、ごめんなさい。ついイライラしてしまい今兄様が足を舐めてくださっている途中だということを忘れていましたわ」


一瞬、颯那の足が暴れ、俺の舌が攻撃されたが痛みはすぐに引いた。


「今のでだいぶ指先がベトベトになってしまいましたわね。兄様、次は反対もお願いしますわ」


お願いしますわなんて言っているが、俺に拒否権などあるわけがない。


言われた通りすぐ反対の足の指に舌を合わせ、激しく揺らす。

いや、だって拒否権がないんだからしょうがないよな//。


「そんなにおいしそうに舐めちゃって。兄様は相変わらずわたくしの足が大好物なんですわね」


それはそれは...もう、ステーキよりも美味です!!


颯那の期待に応えるべく、一つ一つの指を丁寧に隅々までしゃぶっていく。

俺の全てが満たされていく内に、舐めるだけではなく吸うことも意識する。

当然足に明確な味などついていないが、この汗のしょっぱさと少しきつい匂いだけで俺の中ではステーキを抜かす。


いや、でも決しておいしいからという理由で舐めているのではなく、颯那から実質命令されているのだから仕方なくだ仕方なく//。


「そういえば兄様、さきほど、凛華からが兄様を愛しいと言っていましたが、もしかして二股をかけているのですか」


颯那の問いに答えたいけど答えられない。

くどいようだが今は颯那に命令されていて仕方なく足を舐めている最中なんだ。

俺の独断で口を離すのは許されない。


「黙っているということは肯定ととらえますが?」


「そ、それは..うごぉ!?」


「あら、誰が足から口を離していいと言いましたか?」


否定しようと口を離した瞬間、再度足を口の中に突っ込まれた。

なんて理不尽だ!!!

でもその理不尽さもドSお姫様感があって好きと言わざるを得ない//


「...少々、兄様には自分が誰の玩具なのかもう一度分からせるためにも、再度調教が必要みたいですわね」


はい、必要!こんな駄犬には調教が必要です!


「どうしてやりましょうか。一日中乳首を洗濯ばさみで責める?それとも首輪とリードをつけて散歩?」


できれば散歩でお願いします。


「ああ、それか兄様のその下半身についている可愛らし"棒"に一週間ほど貞操帯をつけてみる」


...それだけは絶対だめ。


俺がアダルト動画や、エロasmr、漫画、SSを探すときにNGに設定しているハッシュタグだ。


「まぁ、それは後々考えるとして、兄様、もう足舐めは結構ですわよ」


颯那が俺の口から足を引っ込める。


いや~夕食のデザートにしてはなかなかだった。


「あら、もうこんな時間。寮での消灯時間をだいぶ過ぎてしまいましたわ」


お嬢様学校の寮とか絶対規則とかやばそうだよな。

規則というか束縛とも言えるぐらいやばいという偏見がある。


「さぁ兄様、もう寝ますわよ」


颯那はリモコンでシャンデリアの光を消し、そのままベッドに横になる。

俺はと言うと


「兄様、よくわかっているじゃありませんの」


当然颯那と一緒のベッドで寝るなんて許されるはずがなく、ちょうどすぐベッドの隣の床に犬のように寝転ぶ。


「本当なら今兄様に首輪を取り付けて、リードをベッドの脚にくくりつけたいぐらいですけれど、それはまた今度にしましょう」


俺はいつでも構いませんよ//


「では、お休みなさいませ、兄様」


颯那がそう言った後も、俺は先ほどのことを思い出し、一人で妄想していた。

本当だったらここでムスコの運動を手伝ってやりたいが、謎に颯那は鋭いため、もしそれが明日の朝にでもバレたらあの貞操帯をつけるというのが現実となってしまうため、俺はなんとか自身の性欲を抑え、意識を手放すことにした。

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