古の慣習が残る現代における純愛が、濃密に描かれています。舞台や状況の描写が繊細かつわかりやすいため、脳内で映像作品が展開されるような感覚さえあります。甘酸っぱい恋愛を、上から見せていただく感じ。てぇてぇ、というやつですね。
描写がすごく丁寧で、どことなく文学作品的な雰囲気があります。文章から物語舞台のにおいまで漂ってくるぐらいに解像度が高く没入感を楽しめます。この文体で甘々な物語というのが素晴らしい個性になっていると思います。あと個人的にに一人称が俺+丁寧語のキャラめっちゃ格好いいなと思いました!