第5話 【今日の出来事】

「疲れた...」

部屋に入り部屋のベットに座った。

窓を見ると少し暗くなりかけていた


この世界に来たことによる恐怖や不安、

驚きに加え長時間移動したことで心身ともに

疲労している。


人の家のベットに寝転ぶのは失礼なのではないか と思っても身体は言うことを聞かずそのまま横になった。


まるで重力が2倍になったのではないかというほど身体が重く感じた


「はぁ...」


今日のことを思い返してみる

突然光に包まれて草むらの中に放り出された

そしてクマみたいなモンスターに襲われて

死ぬ寸前の所でカレンに助けられた。


俺はカレンについて行き、町に着いた

そこでは、俺の知らない人種や一風変わった

建物が建っていた。

人々は俺の事を変わったものを見る目で見ていた気がする。


まあそれは仕方ない

俺は制服で人々の服装は薄茶色の麻みたいな

もので作られたものを着ている人が多かった。

その他にも短パンで動きやすそうな格好をしている人や、

凛としてて貴族のような格好をしているものまでいた。

それでも何故か違和感などは感じられなかった。

謎の統一感があるといういうか

だが俺だけ余程変な服装だったに違いない。


町の中でミルに出会い 念話で意思疎通を図ることが出来た。

そしてこの世界のことを教えてくれた。

内容をまとめるとこんな感じだ。


漫画やラノベでは転移させられた先に

王様や神様がいるのが定番なのだがそんな人物はいなかった。

俺は何故転移したのだろうか何かしらの原因で偶然で転移してしまったのだろうか

それとも何者かに召喚させらてたのだろうか

もし後者だとするのならば何故 俺を召喚したのだろうか 何故 召喚した先にその人物がいなかったのだろうか

考えれば考えるほど分からない。


カレンやミルは俺に親切に接してくれた

カレンとは意思疎通が上手くできないが

俺の事を心配してくれているのがわかる

ミルは丁寧な言葉で俺に接してくれた。

彼女にこの世界の事を聞くと面倒くさそうな顔を一切せず教えてくれた。


何故そんなに親切なのだろうか?困っている人は見逃せないのだろうか?

それとも異世界から来た俺は彼女達にとって

何かのメリットになるのだろうか?


今は彼女達に助けて貰って、その後は自分で何とか生活出来るように頑張ろう。

いつまでも迷惑をかける訳には行かないからな

...元の世界には帰れるのだろうか?


でも俺は元の世界に凄く愛着があるという訳ではないもしこっちの世界で上手くいったら...

ダメだ 母さんを心配させてしまうかもしれない。


でも あの母さんは俺の事を心から心配してくれるのだろうか?


そんなことを考えていると瞼が重くなった。

..............













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