第4話


奇妙だ、背後

対面、押しつぶすように、彼女を、寝かせて、後ろから

確かに、エロいし

気持ちい

しかし、それだけなのである

何一つ満たされない

それどころか、自分が、酷く場違いで、そして、彼女に対して、ものすごく、申し訳ないような気がしてくる、彼女に見合うように、彼女よりも、勉強も、部活も、頑張ったほうが、良いのかもしれない

しかし、彼女は、私の、何処が好きで、自分を、そこまで、犠牲にして、私に時間を、使ってくれているのであろうか

私は、悩みの中で、それでも、彼女の中にいた

こすりつけるように、何かを、探すように

もちろん、慎重に、相手に、重みにならないように

触る部分は、出来るだけ、一物のみ

体重も、かけないように、慎重にしているのは、まるで、訓練か、筋トレの様だ

しかし、彼女も、何度か逝ってくれるし

私も、その間に、何度も逝けるし

そして、彼女に合わせられるように、努力した

彼女はいつも、笑って、良かったと言って、私に、猫のように

すり寄ってきてくれた

でも、どうしてだろう、別に、性格的に、そして、一緒にいてつまらないというわけではない

これは、何の不満であろうか

何が、何かが、何が、一体足りないと言うのだろうか

この欲望は、何だ

それは決して、健全な願望ではない

もっとそう、いや、これはエロだ

エロの願望だ

ただ、私が、それに、気が付いた時には、

彼女も、私の葛藤に、気が付いていたらしかった

どうやら、私は、自分の快楽について

全く興味が無いように、思えていた




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