第13話 別れ

次の日の朝。

魔法で綺麗さっぱり汗を流してもらったロンは今度はちゃんと自分の服を着せてもらい、サラの家である大樹の前で二人向き合って立っていた。


「本当に俺を逃がしていいのか?他の奴が襲ってくるかもしれないぞ?俺がこの場所を知ってるんだから」

「ふふふ♪みんな返り討ちにしてあげるよ。あと君はここをバラしたりしないだろ?」

「そっ!それは…」


ロンは自分から吹っ掛けておいて恥ずかしくなりサラから顔をそむけた。


「それに私は皮を使えば化けられるしね。あの街で商売してるのも商人商会がぼったくってるからちょっかい出してるだけだしね。そのついでに皮の実験もさせてもらってるけど…それはトントンということで、ね?」


茶目っ気ある可愛らしい笑顔。

だがそれが自分の10倍以上生きている女性とは思えないロンであった。


「ほどほどにしとけよ」

「うん!」


ロンはサラに背を向けた。

そして去り際に一言…


「お前の研究…完成するといいな」

「うん。完成したらいの一番に君に着せてあげるね」

「それはさすがに断る。じゃあな」

「うん!バイバイ♪」


ロンはビュン!とその場から飛び上がり、木の枝を足場にして森を駆けていった。

そんなロンをサラは笑顔で見送るのであった。

あの淫らな一週間を共に過ごしたとは思えないほどに清々しい別れだった。



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魔女の罠 メスの皮を着せられ、絶頂させられ続ける男 MenRyanpeta @MenRyanpeta

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