第12話 最後の夜 魔女の手で何度もイかされて

その日の夜。


(はぁ…はぁ…イっ…うぅぅ…)


ロンはいつも以上にうなされていた。

昼間、呼吸法を試したのが悪かったのか、ずっと体が、心が快楽を求めてしまっている。

さっきから体をビクつかせてしまっている。


「どうした?眠れないのかい?」


一緒のベットで寝ているサラにもそれはバレてしまっている。

ロンはサラに背を向け、寝たふりをした。


(はぁ…はぁ…また悪戯されるなんて御免だ。無視無視…うぅ…)


考えない様にすればするほど体が火照ってきてしまう。

腰がビクッ!っと勝手に動いてしまっていた。


「やっぱり眠れないんだろ?またイかせてあげるよ。ほら」


サラはゆっくりとロンのオムツの中に手を入れた。

すでにべちょべちょに湿っている偽物の恥部に指をスッと入れられる。

その瞬間にアソコを皮にヌル!っと擦られてしまう。


(うぐぅぅ!!!)


ロンの体がビクンと大きく跳ねる。

指を入れられただけなのにロンは軽く絶頂させられてしまう。


「ふぅ!ふぅ!ふぅ!」

「やっぱりね、こんなにトロトロにして…いいよ、今日もいっぱいしてあげる」


(まっ…まってくれ!まだ…いぃぃ!!)


首を振って嫌がるロンに構わず、サラは優しい手つきでロンの恥部と肛門をヌチヌチと弄ってくる。

皮にアソコをじゅぽじゅぽしごかれ、前立腺を肛門に入れられた何かにグリグリ刺激される。

前後を、しかも同時に刺激されたロンはイった直後だというのに再び絶頂させられる。


(あがっ!いぎっ…んぐぅぅ!!)


ビクビクと痙攣して何もできないロン。

サラの手は止まらない。


「今日はすごい反応がいいんだね。ずっと我慢してたのかな?かわいいね」

「ふぅ!ふぅ!ふぅ!」

「ほら、おっぱいも弄ってあげる…気持ちいい?」

「!!!…ふぅぅぅ!!ふぅ!ふぅ!ふぅ!」

「これも好きなんだね。でもやっぱり…お尻の穴が一番ビクビクするね」

「ふぅぅぅ!!ふぅぅぅ!!!」


ロンは大きな鼻息を鳴らしながら何回もサラの手でイかされ続ける。


(だ…めだ…あっ!…いしき…が…あぁぁ!!)


目の前で星がチラつくくらいの強烈な刺激にまた意識が飛びそうになる。

しかしイく直前でサラに手を止められてしまった。


(はぁ…はぁ…なん…で…)


分けもわからずビクビク体を震わせていると、サラはゆっくりとロンの着ているオムツや衣装を脱がせ始めた。

そしてロンの背中をスッっとなぞる。


(あぎっ!くぅ!…ふぅ…ふぅ…)


そんな刺激だけでロンは小さな絶頂を迎えた。

しかし意識はまだ残っていた。

そしてなぜか背中が急に冷たくなっていくのを感じた。


(はぁ…はぁ…すず…しい…うっ!…はぁ…はぁ…)


背中の涼しい範囲が広がっていく…次の瞬間。


ズル!


「ぶはぁ!はぁ!はぁ!はぁ!んぁ!?」


ロンはサラの手によって上半身を皮から引きはがされた。

一週間溜まりに溜まったロンの汗や体液の匂いが一気に寝室内に広がった。


(あっ!…あぐ…なにが…おきてるんだ?)


何回もイかされたせいで思考が回らないロンをよそに、サラは下半身の皮も一気に脱がせていく。


「あひぃぃぃ!!!」


その時に肛門に入れられた触手で前立腺を勢い良くすられた上、すっぽりと皮の中に納まっていたアソコをギュ!っと絞られたせいで、ロンは毛布の中に盛大に射精してしまった。

部屋の中にロンの強い雄の匂いが充満する。


サラはロンに着せていた皮を床にべちゃ!っと投げつけロンに肩をかし、ベットからおろした。

ロンは床にぺたんとお尻をつけ、飛びそうな意識を何とか保つために倒れないように床に両手をついてした。


「はぁ!はぁ!はぁ!」

「ぷぷぷ♪なんか女の子みたいだね。もう皮は着てないのに」

「あぅ!はぁ!はぁ!はぁ!」


肩で息をして何も言い返せないロンを見て、サラはニコニコと笑っていた。


(はぁ…はぁ…なんなんだ…くそ…うごけ!…くそ!)


まだ体に力が入らないロンの前にサラは腰を下ろす。

そしてニコっと優しく微笑みかけた。


「皮の拘束が解けたからね、脱がせてあげたよ」

「はぁ…はぁ…なぜだ…今ならお前を…やれるんだぞ?」

「ふふふ♪威勢がいいね。さっきまであんなにイってたのに。お腹のところ見てごらん?」

「なに?…!!!」


ロンはサラの指さす方…自分のへそのあたりに目を向ける。

そこにはなんと皮と同様の淫紋が刻まれているのだ。

さっきまで笑っていたサラの顔から笑顔が消え、急に真剣な顔をロンに向けた、


「私に危害を加えたら…わかるな?」

「はぁ…はぁ…ふぅぅ…なにが目的だ?」

「今後、一生私の奴隷として働くか、ここを去るか…今決めろ。どっちだ?」


今まで見せたことのない凄みのある態度に委縮してしまうロン。

しかしロンに選択権などなかった。


「ここから…いなくなるよ」

「そっか…じゃあこれもいらないね」


サラは先ほどとは打って変わって笑顔になった。

そして指をパチンと鳴らし、何故かロンのお腹に刻んだ淫紋を消してしまった。

今の状況が理解できず、ポカ~ンと口を開けているロンに対してサラは頭をぽりぽりかきながら喋り出した。


「いやぁ…実は君に着せる次の皮をまだ作れてなくってね。皮が脱げるタイミングも今だったから…解放してあげるよ?」

「なっ!?なぜ呪いを解いた?今からでもお前を捕まえて…」

「君が約束を破るような人間じゃないってわかったからね。一緒に暮らしてみて…ね?」

「なに?そんな理由で…?」


サラのよくわからない説明に納得していないロンだったが、この場は潔く引くことにした。

それに約束を破るのも彼の信条に反していた。

一週間も皮を着せられた相手に対してもだ。

サラの皮の研究の真実について知ってしまったからなのかは定かではない…

そんな複雑な心情の彼の気も知らないサラはロンに近づき、鼻を近づけてきた。


「くんくん…凄い匂いだね。若い男の匂い…」

「うるさい!誰のせいでこんなことになったと思ってる!嗅ぐな!この変態魔女!」

「あんなにイったのに元気だね?君さぁ、ところで何歳?」

「…24だ」

「ぷぷぷ!私の10分の1もいってないよ?かわいいね♪」

「なっ!!」


明らかに自分と同年代にしか見えないサラに驚きを隠せないロン。

魔女の生態について疑問を抱きつつも結局ロンはその日、サラのベットで一緒に寝かされることになった。

しかも汗まみれの全裸のまま。

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