第4話 強制絶頂 食い込むホウキ

サラは全裸のまま自分のマジックバックからポーションをいくつか取り出し、がぶ飲みしてはバックに戻している。

どうやら戦闘で消費した魔力を回復しているようだ。


「ふぅぅ~美味しい!じゃあ早速服を着せてあげるね~」


そしてロンが付けていた服やマジックバックを自分のマジックバックに入れた後、地面に落ちているさっきまで自分が着ていた服を持ち上げてロンに着せ始めた。


紺色のニーハイソックス、パンプス、肘まである長手袋、そして袖なしのハイネックのレオタード…胸に円形の穴まで開いていて、偽りの谷間が見えてしまう。

女ものの、しかもサラの匂いが染みついた衣装を着せられ、ロンはマスクの中で顔を真っ赤にしていた。

しかし表面上はサラのマスクはニッコリと優しく笑ったまま変わらないのが皮肉めいていた。


(はぁ…はぁ…くっ!恥ずかしい…それに衣装が肌にこすれて…ふぅぅ…んっ!んあっ!…くそ…くそ!)


普段着たことのない衣装の質感…衣装の摩擦と皮の刺激で弄ばれ体をビクビク震わせる。

傍から見ればサラが妹に衣装を着せてあげる、そんな微笑ましい光景にしか見えない。

衣装が少し特殊であり、サラが全裸ということを除いて。


「よし、かわいいかわいい♪私も何か着なくちゃ…げ!着替えがない!しょうがない…ローブで我慢するか」


サラはマジックバックからホウキを取り出すと落ちていた魔女帽子とローブだけ身に着け、ホウキに跨った。


「ほら、君も乗って。腰につかまってね?」


ロンは指示にしたがい、サラの後ろからホウキに跨り、サラの腰に手を回す。

ローブ越しでもサラの汗まみれの体の匂いを強く感じてしまう。


「振り落とされない様にね?じゃあ…飛ぶよ!」


ビュン!とホウキとともに二人は上空へ浮かび上がった。

その瞬間にロンの偽物の恥部にホウキがグっ!と食い込んでしまった。


(あぐぅぅ!!んぅぅぅ!!うぅぅ…ふぅ…ふぅ…んく…!)


不意を突かれてしまいロンは軽くイかされてしまった。

ビクビクと震わせながらサラにギュっと抱き着く。

急に抱き着く力が強くなったのでサラは後ろを振り向き、ロンの顔を見てニヤニヤとほほ笑む。


「ありゃりゃ?もしかして高いところ怖いのかな?」

「ふぅ!ふぅ!…ふぅぅぅ…」


否定したくても声も出せず、鼻息を荒げることしかできないロンに対してサラはまたニヤっと意地悪な顔を向ける。


「じゃあもっと楽しませてあげなくっちゃね♪ふふふ♪」


サラはホウキで空をグルングルン円を描くように飛び始めた。

そのせいでロンの股間にさらにホウキが食い込んでしまう。


(やめ!やめてくれ!いぐ…んぐぅぅ!!!)


レオタードの股間の部分がじんわりと色が濃くなっていく。

ロンの恥部から偽りの愛液が漏れ出してしまっているのだ。

ビクビク震えながらしがみつくロンに満足したのか、サラはまた普通に飛び始めた。


「はははっ♪ちょっと意地悪し過ぎたかな?ごめんねランちゃん♪」

「ふぅ!ふぅ!ふぅ!」


(あぐ!うぅぅ!!こい…つぅ!んぐっ…あとで覚えてろよ…!)


ロンは皮の中で復讐の炎を燃やしていた。



そんなロンの気も知らず、サラは呑気にロンに着せた皮の呪いについて語り始めた。


拘束魔法スウツボンデージ。カウンター発動型の魔法。

普段は自分で皮を装着することにより、魔力を皮に蓄積していく。

その時は口はきけるが、内側の触手はもちろん、サラの肛門と恥部に何かが挿入されている状態らしい。

つまりロンと戦っていた最中もサラはこんな皮に全身を覆われ、性感帯を刺激し続けられていたことになる。

その説明を聞いてロンはドン引きしていた。


そして問題なのが魔法の発動条件。

相手の名前がわかっていれば魔法が使えない状態でも発動できてしまうという理不尽な性能を持っている。

その対価として普段から皮に全身を刺激し続けられるという代償を払っているとのこと。


皮の拘束時間なのだが、罠に嵌める対象がサラにどれだけダメージを加えたか、サラがどれだけの間この皮を着ていたか、サラがどれだけ魔力を消費したかによって増加していく。


サラの本当にどうしようもなくなった時の奥の手のような魔法で、皮を着せられたものは魔法は使えなくなるし、身体能力も非力なサラと同様にされてしまう。

ロンは魔法が使えないが、呼吸を乱されたうえに口を塞がれたことで持ち前の技が出せない状態になってしまっている。

そして何より内側にビッシリついた触手で性的に感じさせられてしまうし、サラに抵抗するような態度を見せればさらに恐ろしい責め立てを受けるようだ。

実質サラに服従状態にさせられてしまうのだ。


先の戦闘でロンは何回も攻撃を入れ、サラも魔力がすっからかんになるまで戦っていた。

サラが皮をどのくらい着ていたかはわからない。

しかしこの皮に染みついているサラの匂いとベタベタな体液…結構な時間着ていたと想像できる。

この皮から解放されるのはいつになるかわからない…ロンは絶望していた。


「これがその皮の説明だよ。私の研究の一環なんだけど、皮を着てる間は飲食も排泄もいらなくなるんだよ?どお?すごいでしょ!」


(なにがすごいんだよ!変態め!くぅぅ…股にホウキが…うぐ!)


自慢げに語るサラを殴ってやりたいロンだったがこれ以上の責め立ては耐えられない。

諦めてまたサラにギュッとしがみつくのだった。

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