小手毬

 川端通りを出町柳から河原町の方向へ徒歩で向かう。


 ふと、鴨川側の歩道に咲く花に目が止まった。Googleレンズで調べてみる。


 小手毬(こでまり)というらしい。


 確かに、ひとめ見ると鞠のような形をしていた。よく見てみると、その面のひとつひとつは小さな白い花から成っている。


 夕暮れ時だったので、斜陽の茜が白い花弁に差している。一つ一つの面に光が当たってふわりと広がる様子がとても綺麗だった。


 小手毬に茜差す陽のやわらかさ


 小手毬、花言葉は「友情」「努力」。

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