たみずはる

 たみずはるという言葉が好きだ。


 そのままではたかだか5文字の平仮名。

 田水張ると書けば、情景が尚のことよく浮かぶ。


 確か5月らへんの季語だったとおもう。


 田んぼに水が張っている様子は美しい。水面から少し苗が顔を出しているのも可愛らしい。そんな田んぼがいくつにも続いているとなると絶景だろう。


 人が弥生時代に農耕を初めて以来継承され続けてきたであろう景色だ。バイトの通勤路が田んぼがよく見える道で、その中自転車を漕ぐのが気持ちよかったのも思い出される。


 そんな絶景が5文字でおさまるこのコンパクトさ、zip圧縮もびっくりの圧縮率。


 たみずはる、侮れない。

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