世界で一番愛してる

ある日のLacocoの朝、未有が松葉杖をついて出勤した。


「皆さん、大変ご迷惑をおかけしました。

しばらく松葉杖なので座っての仕事になりますけど、休んでた分頑張りますので、よろしくお願いします。」


未有はみんなに挨拶をする。


「でも良かった。また元気に出勤してくれて。」


オーナーの浅野が言う。


「はい。お見舞い、ありがとうございました。」

「とんでもない。また今日から、無理しない程度に頑張ってね。」


未有は頷いた。

未有は、涙のもとに向かう。


「涙さん、何度も来て下さってありがとうございました。」

「ううん。こちらこそ、あたしのせいで嫌な思いさせちゃって、ごめんね。」


涙が申し訳なさそうに言うと、未有は首を横に振った。


「大変なのは、涙さんの方です。

変なのに目をつけられちゃったみたいで・・・ストーカー・・・じゃないといいですね・・・」


涙の顔が曇るが、ニコリと笑顔を見せる。


「ありがとう。」


その夜、涙は笑輝の部屋にいた。


「どうやら、増田ってのは誰かに脅されてたみたいだ。増田は涙の顔を知らなかったみたいだけど、誰かから写メを見せられ、この女を見つけたら連絡するように言われたらしい。

で、たまたまお見舞いに行った涙を見かけて、誰かに連絡したらしい。

涙、心当たりはある?なんか変な男に言い寄られてるとか。」


涙は考えた。

本当の事を言えば愛人の事がバレる。

それは言えなかった。


――一体どうしたらいいの・・・


「何か・・・言えない事がある?」


笑輝は優しく聞く。

そして、優しく抱き寄せた。


「言いたくないから、深く聞かない。

話せる時がきたら、正直に話して。俺は待ってる。涙は、俺が守るから安心して。」


――笑輝・・・


涙は笑輝の顔を見る事ができなかった。

初めて愛人をしている事に罪悪感を感じた。


――この人がいてくれれば、他にはいらないかもしれない。


初めて思った。


「そうだ。今度、俺の両親に会わない?」

「え?」

「母さんがさ、俺に帰って来いってうるさいんだけど、良かったら涙の事も紹介したい。」

「え、ええ・・・」

「こんな素敵な彼女ができたって、早く紹介したいんだ。」


笑輝は涙を抱きしめた。


「笑輝・・・」


涙も笑輝を抱きしめる。

笑輝は涙を見つめ

チュッ

軽くキスをする。

そしてまた見つめ合い

ゆっくり唇を重ねた。

何度も何度も、愛おしく、お互いを確かめ合うかのようなキス。


「涙、好きだよ。愛してる・・・こんなに好きになった人いない。」


笑輝はまっすぐ見つめる。


「あたしも・・・愛してる。愛してる。」


2人はソファに横たわる。

笑輝は涙の首すじにキスをし、1つずつブラウスのボタンを外すと、薄いブルーのブラジャーの上からゆっくりとバストを撫でる。

優しく、大切に触れるその手が、とても気持ちよくて幸せを感じた。


スカートから、ゆっくりと手を入れ、太ももを撫でると、ゾクゾクッとする感覚が体を流れる。


笑輝は、何度も何度もキスをした。


「気持ちいい?」

「うん・・・」


ブラジャーを外し、あらわになったバストのトップを優しく撫でる。


「・・・っっ」


涙は声にならない声を出す。

その表情が、たまらなく可愛いくて、愛おしくて、笑輝は、どんどん涙のいろんな表情を見たくなる。


ゆっくりとトップを口に含み、舌で転がしたり、強く吸ったり・・・


「ハァハァ・・・うっっ・・・んっ・・」


笑輝は下に移動し、涙の下着を脱がし、足を広げた。

そして大切な部分を、ゆっくり、だんだんと早く舌を這わす。

涙は、たまらなくなり、笑輝の頭を抑えてしまう。

今までの、どの男よりも気持ちいい。


「いいよ。涙、可愛いよ。俺の涙。俺だけの涙。」


「あぁ!あぁ、いい!笑輝、愛してる。大好き!」


涙の体が全身に力が入り、のけぞった。

涙は起き上がり、笑輝にまたがり、向かいあって座り、ゆっくりと腰を動かす。

見つめ合う度に、どんどん好きになっていく。


涙は笑輝にしがみつき、激しく腰を振った。


「あぁ・・・涙、いいよ。出そうだよ。」

「うん、いいよ。だしていいよ。」


笑輝は、涙の上になり、激しく腰を振る。


「ああ!ダメだ。だしていい?だすよ!」

「うん、うん、出していいよ。いっぱい出して。」


笑輝の体がビクビクっとし、絶頂に達した。


「涙、愛してるよ。何回言ってもたりないくらい、愛してる。」

「あたしもよ、誰よりも愛してる。」


2人はまた、口づけを交わした。




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