第十五夜 全て終われよ寝てる間に

墜落したい。


重だるい目蓋も

岩のような体も

棒の様な手足も

回転数の落ちた思考回路も


動かせと命ずる意思もまた

要らない世界へ


しなくていい

誰も居ない

幕を下ろしたまま


全て終わったら


眠りのままに。

荷物の背負い直しが待つ。

朝、なんて、悪夢だよなあ。


20240908令和6

作感


眠っている間に解決してくれたら

解決しなくていい、眠る様にあの世へ行ったら解放される、そんな二つのエンドを

どちらも脳裏に描ける様に言葉を使うことにしました。

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