第十三夜 希望は縮む、どこまでも。

なかよくなれたはずだった。

悲観と楽観の間が希望の所在地。

度々少しずつ共にいたけど。

有るとき弾けた関係性。



受話器ごしも嫌。

声は勿論、顔はもっと嫌。


変わらなかったね?

変わらないままね。

傷しか、くれない人だなあ。

 

私の目につかない

生きていてもまるで、

この世に居ない人になって

くれよ、とは言え

最後の願いを告げるやりとりすら、無し。

絶望的に、鈍い人。


いつまでも、わからないよね?

痛みも。

急所ピンヒールで潰してしまいたい憎さも。

愛がかつて、あった証。

そしてもう、砂粒まで細かく

身知る人から踏み躙られた証。


関係終われば他人よりも遠い

避ける故に遠い人。


29240830作


人間関係で修復できない世界線のイメージで書いた。あるよね。一度、深く仲良くできたからこそとか。

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