3 - 4 トモカが認識(成長)
「ミオさまなんだ……」
トモカの横でミホが呟くと、ヒロトが、
「
ヒマワリが、ちょっと怒った顔で、
「わたしが悪い人みたいじゃないか。それに、みんな心配してるッて!? お前ら男がだろう? ミオ様が通る度に、ニヤニヤしちゃって」
不思議そうな表情のトモカとミホに、ヒロトは、
「カシワギさんたちは見たことなかったですか? 背の高いイケメンと腕組んで歩いているツインテールの髪形の人を。それが、ボディーガードの人とノキサキミオさんなんですが……。確か、ミオさんは文学部だから、教育学部のカシワギさんは同じ場所はあまり歩かないかも知れませんね。ノキサキミオさんは、非常に美しく魅力的な人です」
これを聞くヒマワリは、呆れ顔だ。
「
「それはですね……」
「ヒロトと議論する気はないッ!」
ミホがトモカの方に、
「なんだか激しい子たちだね」
「うん」
四年生のミユキとアカリが、
「ヒマワリちゃん、熱くならないの」
「そうだよ。新人さんが怖がってるじゃない」
ミホが驚いて、
「いいえ、わたしたちは、まだキラキラに入るかどうかは……」
アカリが、
「そうなの? それじゃあ、どうして」
トモカは、
「ああ、そうでした! わたしは、
ヒロトが、
「それなら、ミオさんのボディーガードの男の人が
「それで、アヤカさんという人がターゲットにされたのは、ミオさんとどう関係があるのでしょうか」
「それは、アヤカさんがミオさんと仲良くしていたからです。そして、襲われた日には、アヤカさんはミオさんからタオルを借りて持っていたんです。
「トン、トン、トントン」
外から物音がしてきて、女の子が顔を出すと、
「ミオ様が来てるみたいです!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます