3 - 3 トモカが質問(出会い)
キラキラ部は、キラキラというスポーツ等がある訳ではないので、いわゆるサークル名である。ファッション誌で読者モデルに選ばれるような女子たちが集まっている。近年は、この大学のミス・コンテストの優勝者をも輩出している。
トモカとミホが、
トモカと目が合った金髪の女の子が、
「ああ、来たみたいだよ。ヒロト」
すると、ヒロトが立って目を輝かせ、
「来てくださったんですね。どうぞ」
入って直ぐ左横、手前のソファを案内した。
言われた通りに二人が座ると、
「じゃあ、ヒロト」
指示された彼は、ホワイトボードを使いながら、
「はい。いま話したのが
「上出来のしゃべりだね」
ヒマワリと紹介されたロングヘアーの女の子が言った。
ヒロトが、
「このボードにある通り、キラキラの部員にはランクがあります。ミユキさんたちは、A級なんです。S級の方たちは、芸能活動にも忙しくて、なかなかここには来ません」
トモカの横に坐っているミホは、それを聞いて苦い顔をして、
「ランク付けなんて、してるんだ。ねえッ」
トモカは、
「うん……」
「御心配はいりません。カシワギさんたちなら、直ぐにA級にいけますよ」
すると、ヒマワリが、
「そう言って、お前が連れてきた疫病神のせいで、アヤカが
トモカが、
「ああ、そのことをお聞きしたいんです。そのアヤカさんは、どうしてターゲットにされたのかと思って……。疫病神って……」
「えーっとね……、ヒロトっ!」
「
「そうだよ。そうに決まってるじゃん。あれから、ミオ
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