四季ちゃんと休日?(粗書)
久しぶりにこんなに休日を楽しいと思えた。普段学校では「いじめ」てくる二人と一緒に遊ぶんなんて夢にも思わなかった。
『どこ行くの!?』
光月は気づかずに進んでいく。すると急に振り返り、何かを話した。
『ねぇ、何するの?』
ニコッとしただけで何も教えてくれない。
二人は動かない。でもなんとなくわかってしまった。この沈黙が、この緊張感が表すものを。だから、
「あぇおぅぉ!」
昔から簡単な擬音は発声できるけど、発声したのは久しぶりだった。うまく出なかったけど伝えたかった。
私がやりたいのはあんなことじゃない。普通の女子高生みたいに友達と仲良く話したり、遊んだりすることだ。わがままかもしれないけれど私はもうあんなことはしたくない。
こんなんじゃ伝わらないと思って文字に書き起こそうとした。でも書き起こすより早く異変は起きた。
なぜか急に二人が泣き出した。さっきので何か思ったのか、伝わったのか、わからないがとにかく手は放してもらえた。
そこから沈黙が続いた。誰も動こうとせず誰も話そうともしなかった。ただ、二人の眼には美しい痕跡だけが残っていた。
そんな中私は意を決して、
『私はあんなことはしたくない
二人に触られると、頭が真っ白になってドキドキして、
でも、あんなことじゃなくて私は普通がいい
さっき遊んでた時みたいに普通に話をして、普通に遊んで、普通に過ごす
それがしたいの。だからお願い
これ以上はもうやめてください。お願いします。』
一気にまくしたてるように持参のホワイトボードに書き込んだ。
学校では「いじめ」をしてくる二人と今日は仲よく遊べた。でも結局はこうなっちゃって、もうよくわからない。
私はまだ唖然としていて動けない二人を置いて駅に向かった。
─────────────────────────────────────
どうも「ガウテン」です。
なんか物語の設定とずれてきてしまったけど、あんまり気にすんなって。俺。こういうこともある。
これはまだシリアスではないよね。
では、また。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます