四季ちゃんと休日?(粗書)

 久しぶりにこんなに休日を楽しいと思えた。普段学校では「いじめ」てくる二人と一緒に遊ぶんなんて夢にも思わなかった。


 GIGOギーゴを出て駅に向かおうとしたとき、体を強く引っ張られる感覚がした。引っ張られているほうを見てみると、光月が私の腕に抱き着いて微笑んだままぐいぐい引っ張ていた。


『どこ行くの!?』


 光月は気づかずに進んでいく。すると急に振り返り、何かを話した。


『ねぇ、何するの?』


 ニコッとしただけで何も教えてくれない。

 







 二人は動かない。でもなんとなくわかってしまった。この沈黙が、この緊張感が表すものを。だから、


「あぇおぅぉ!」


 昔から簡単な擬音は発声できるけど、発声したのは久しぶりだった。うまく出なかったけど伝えたかった。



 私がやりたいのはあんなことじゃない。普通の女子高生みたいに友達と仲良く話したり、遊んだりすることだ。わがままかもしれないけれど私はもうあんなことはしたくない。




 こんなんじゃ伝わらないと思って文字に書き起こそうとした。でも書き起こすより早く異変は起きた。




 なぜか急に二人が泣き出した。さっきので何か思ったのか、伝わったのか、わからないがとにかく手は放してもらえた。


 そこから沈黙が続いた。誰も動こうとせず誰も話そうともしなかった。ただ、二人の眼には美しい痕跡だけが残っていた。






 そんな中私は意を決して、


『私はあんなことはしたくない

 二人に触られると、頭が真っ白になってドキドキして、

 でも、あんなことじゃなくて私は普通がいい

 さっき遊んでた時みたいに普通に話をして、普通に遊んで、普通に過ごす

 それがしたいの。だからお願い

 これ以上はもうやめてください。お願いします。』


 一気にまくしたてるように持参のホワイトボードに書き込んだ。

 学校では「いじめ」をしてくる二人と今日は仲よく遊べた。でも結局はこうなっちゃって、もうよくわからない。




 私はまだ唖然としていて動けない二人を置いて駅に向かった。




─────────────────────────────────────


どうも「ガウテン」です。


なんか物語の設定とずれてきてしまったけど、あんまり気にすんなって。俺。こういうこともある。

これはまだシリアスではないよね。




では、また。

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