誤字報告のやり方って迷うよね

出水でみ

誤字報告のやり方って迷うよね

 皆さんはネット小説を読んでいて誤字に気づくことはおありでしょうか?


 私は元々は読み専であることもあり、かなり気づいて来ました。


 ただ、気づいても報告を行うかについてはいつも迷います。

 ・完結済みだと報告しても…

 ・この作者さまは報告すると怒るかな…?

 ・こんな言い方でいいのかな…?


 このような理由から報告を迷ってしまうことはありませんか?


 そこで、私なりに考え、私ならこう言って貰えると助かるという言い方をご紹介します。


 と、いうわけで以下、会話形式で進めますので、何かの参考になればと思います。




 ★ ☆ ★ ☆ ★




「おーす、久しぶり!」


「おう、元気してた?」


「あぁ〜… 最近カクヨムなんかのネット小説にハマって寝不足よ。」


「お前なぁ、ってか読むだけで寝不足とかなるん?」


「実は読んでて作者さんの誤字を見つけてモヤモヤしてさ、それで…ね?」


「なるほど、そら気になるわな。」


「んでさ、報告するかとかめっちゃ迷うわけよ。」


「あるあるやな、ほんなら俺がおすすめの誤字報告のやり方を教えたるわ」


「マジで! 助かる!」


「まず、誤字報告するんならどこが誤字ってるか伝えなあかんやん?」


「だね。」


「『✕仮定 → ○家庭』

 みたいな書き方でええと思う?」


「うん? ダメなの?」


「ダメに決まってるやん! すごい作者さんやと1,000話とか書いてはるんやで? そんな中から探せと?」


「確かに…」


「ならまずは何を言うたらええかわかるか?」


「えっと… ○話の後半とか、○話の真ん中あたりのって言えばいいかな?」


「せやね、『○話のどこらへん』ってとこはええと思うわ。でも中には一話の文字数が5,000文字とか10,000文字とかの方もいてはるんやで?」


「うっ… 探すのきついかも…」


「やんな? ならもうちょい場所がわかるようにしたら親切やない?」


「うん、意味はわかるけどどうしたらいいの?」


「これは俺のやり方やから、完全な正解ってわけやないんは理解しといてな?」


「はいはい、それはわかるよ。」


「ほな、いくで。

 最初に挨拶文は入れとくと感じがいいかもしれんから付ける。

 次にさっきあんたが言ってたことを入れるとこうなる


『いつも楽しく読ませていただいています。

 誤字に思える箇所を見つけたので報告させていただきます。

 ○話の始めの辺りですが…』


 こんな感じでどうよ?」


「たしかにちょっと固いけどいやな感じはしないね。」


「せやろ? ほんで、もっと場所を絞っていくんや


『俺は彼女を大切に思っていたし、彼女と結ばれるのなら貴族の家にしては暖かい幸福な【仮定】を築けると思っていた。』


 こんな感じな、今はわかりやすく【】を付けとるけど本番はなくてもええと思う。」


「うん、こうやって『この辺りの、この文の中の、これが誤字じゃないですか?』って言うのがいいってこと?」


「そそ、こんくらいの一文があればなんとか探せるから完成形は


『いつも楽しく読ませていただいています。

 誤字に思える箇所を見つけたので報告させていただきます。

 ○話の始めの辺りですが…


『俺は彼女を大切に思っていたし、彼女と結ばれるのなら貴族の家にしては暖かい幸福な【仮定】を築けると思っていた。』


✕仮定 → ○家庭


 だと思います。

 ご確認をお願いします。』


 こんな感じでええんとちゃうかな?」


「おぉ〜! たしかにこれだと言われてもイラっとはしないかも!」


「ま、色んな作者さんがいてはるから完璧とは言えへんけど、これらなら煽りとかには思われんのんとちゃうかな。

 とりあえず俺ならこう言って報告するわっちゅう参考やな。」


「ありがてぇ… じゃあこれコピーして送ってくるね。」


「ちょ!ちょ!ちょ!ちょ! ちょい待てや!

 お前どんなけ送るつもりなん!?」


「えっと… あの作者さんとこに7個と、同じ作者さんの別ので5個と、この作者さんは6個かな?」


「おいおいおいおい! どないなっとんねん!

 多すぎやろ! なんでそんな覚えとん…?」


「え? いつか報告しようって誤字メモしてたから…?」


「きっしょ! お前きっしょいわ!

 彼女できてもすぐ振られる理由がなんとなくわかった気がするわ…」


「え? そ、そうかな…?」


「俺も付き合い方考えさしてもらうわ…」




 ★ ☆ ★ ☆ ★




 以上、「こんな誤字報告のやり方はどうでしょう」のコーナーでした。


 作者さんも人間ですからね、誤字もあれば設定ミスもあります。

 煽ったり、責めたり、言葉で詰めたりするのではなく、「ここは○○じゃなかったのですか?」と確認するような気持ちで送っていただければ受け取られた作者さんも受け入れやすくなると思います。


 私ですか?

 誤字は… できるだけ確認してますし、設定資料も作りながら書いてますが抜け漏れは何度も起こしてます。

 なので教えて貰えると助かります!



 ただメンタル豆腐ですので詰めないでくださいまし…


 ここまで読んでいただき、ありがとうこざいました。

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