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お気持ち発表という尊厳破壊もそこそこに白井と共に白井の作った朝飯。オートミールだった。美味そう。そして白い。なにか白いことに対してこだわりでもあるのかと思ってしまう。



「黒田くんを私色に染めようと思いまして」



俺は何も言ってないが。まるで俺の思考を詠んだかのように白井は言った。



「さあ、どうでしょう?」



ニッコリと微笑みながら白井は曖昧に答える。


白井に常識が通じないのは、何となく分かってきた。余計なことは言わないでおく。



「よいしょ」



白井は向き合う形で俺の膝の上に跨った。ちなみにまだ裸エプロン姿のままだ。白井の重量感のある生ケツがむにりと柔らかい。



「それでは食べさせてあげますねー」



白井の手にはオートミールの皿とスプーンが握られている。甲斐甲斐しくも食べさせてくれるようだ。白井との食事も昨日の昼と夜、そして今と3度目になるが、その全てで白井に食べさせてもらってる。


……今後もずっとコレが続くのだろうか。


悪い気はしない。むしろ役得だ。申し訳なさすら覚える。その心の内がどうであれ、ともかく白井の好きにさせようとは思う。



「はい、あーん」



満面の笑みでオートミールを一掬いしたスプーンが差し出される。餌を待つ雛鳥のように口を開けるとそこにスプーンが突っ込まれた。


オートミールを食べるのは人生初だったが、美味かった。



「あらっ?もうっ、黒田くんたらっ口の端からミルクを垂らしてしまいましたね。まったく食べるのが下手くそですよ」



ペロリと生ぬるい感触。俺の口の端から垂れていたミルクを白井が舐めとった。



「んっ、美味しいです」



それはミルクか、それとも俺のことなのか。


舌舐りをしながらニコッと白井は微笑む。



「はい、あーん」



口を開けると二口目が差し込まれる。



「あっ、もうっ、黒田くん。また垂れてますよ」



そしてまた垂らしたミルクが舐められる。



「黒田くんは食べるの下手くそですね。本当に仕方の無い子ですね」



3口目のスプーンは俺の口ではなく、白井の口の中へと収まった。



「んちゅっ……」



俺の口に白井の唇が押し付けられた。ぐいっと口を開けと押し付けられる白井の唇に従って口を開けると舌と共に口内にオートミールが押し込まれた。



「んんっ、ちゅぱっちゅぱっ、れろっ、れろっ」



ぴちゃぴちゃと水音を鳴らし、口内にオートミールを押し込んだ白井の舌は、仕上げにと俺の口周りを舐め回してから離れていく。



「ぷはっ、ふぅ……これなら綺麗に食べられますね」



やりきったと満足気な白井。その後はゆっくりと時間をかけ丁寧に、オートミールは口移しで食べさせられた。



「これが最後の一口ですね」



最後の一口となる。



「んー…………」



完食を前にして白井は手を止めて少し考え込んだ。


そして、何に思い至ったのか、最後の一口が乗せられたスプーンを俺の口の中でも無ければ白井の口の中にも運ばなかった。


エプロンを張り裂けんばかりにパンパンに押し上げているデカチチ。ばっくりと開けた胸元。吸い込まれそうほどに深い胸の谷間。


オートミールがよそわれていた空っぽの皿を置いて自由になった片手を使い、白井は自分のデカチチを下から寄せて上げる。


さらに強調された深い谷間が大きな溝となる。


あろうことか最後の一口はその胸の谷間に落とされて、ミルク溜まりとなった。



「はい。黒田くん、最後の一口ですよ。全部、綺麗に残さず食べてくださいね」



これを食えとのこと。


おっぱい皿に溜まったオートミールミルクを食えとのこと。


スプーンは渡されない。


ならばこのまま顔から突っ込んで食べるしかなく。吸い付いて食えとのこと。


食えと言うなら食うしかあるまい。


俺は白井の胸の谷間に顔から突っ込んだ。



「じゅっ、ずるっ、ずぞぞぞぞっ」


「んんんッ……!」



吸い付き。音を立てて谷間に溜まった白井のオートミールを啜る。


ビクリっと白井の身体が震えるのが分かった。その震えを抑え込むように、白井の引き締まった腰をかき抱いく。


たった一口分のオートミールだったか、それを余すことなく堪能せんと吸って、舐め回して平らげる。



最後の一口が1番、美味かった。





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