第6話

コツコツコツコツ!…ガチャ…ギィィィ〜バタンッ!「……これで…あの方に褒めてもらえる。うふふふふっ!…おっと…いけないいけない!…ああ…愛しい……様…「!?」そこに居るのは誰ですか!……ああ貴女達でしたか。…それで……どう?」

「……はい!…全て順調に事が運んでいます…」

「…そう…ならいいわ…そのまま続けなさい」

「はい「全ては…あのお方のために!」…それでは…行きますわよ。」

「「はい…。」」

ふふっ!うまく行っている……あの方は褒めてくださるかしら……楽しで待ちきれないわ!ふふっ!……。


…とある村では、魔物が大量に発生しており村人は悲鳴を上げ逃げ回っていた。「あっ!」その声を聞き魔物が一斉に…女の子目掛け…飛びかかっていった。瞬間…目の前を一筋の斬撃が…魔物共を切り裂きながらあれだけいた魔物を…全滅させていた。その光景を目の当たりにした村人達と母娘は…皆唖然としていた。

ふと背後から「……大丈夫でしたか。」と優しい声が…聞こえ振り向くと…青髪ツインテールで赤目であり何とも可愛らしい美少女が…立っていた。


「大丈夫かしら。まさか怪我をしたのかなあ?…だとしたら…治療をしなきゃ…え〜と確か『キュア!』だったような?あれ治ってる……不思議?」


「お姉ちゃんありがとう!」

その言葉に救われた気がした。だが本当の役目を果たす事にした…。


「皆さん聞いてください…私がこの村を救うように言われたからなのです。」

その言葉を聞いた村人は皆ざわついていた。だが次の…言葉で皆静かになった。

「そう…偉大なる我が主…レイン様!全ては…レイン様のおかげなのです!皆レイン様を称えなさい…敬いなさい!…そうすれば…恩恵を受けられます。」


「「「おおぉぉぉ!!」」」

ふふん…うまく行った…。そう…全ては…レイン様の物……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る