お昼ご飯を要求された夢

2024.5.24


 休みの日に昼寝をしていたら夢を見た。


 夢の中で、私は目を覚ました。

 ソファで寝ていた私を覗き込む、旦那の顔があった。

 今日、旦那は仕事だったはず。何故ここに? そう思っていたら、旦那曰く。


 「仕事で近くに立ち寄ったから、昼ごはんを食べに帰ってきた」

 

 とのこと。

 確かに今日は、弁当を持たせていない。なるほど、昼ごはん代を浮かせるために、家で何か食べようということだな、と納得。

 すると旦那、なんと、関西風のお好み焼きを食べたいと言う。なんとも面倒な要求だなぁと思ってしまった。


 私は、あまりに眠過ぎて起き上がるどころか、再び瞼が落ちてしまった。「ちょっと待って」と言いつつ、目をこじ開けようと集中する。


 確かに、お好み焼きの粉はあるが、広島風のお好み焼き専用だ。代用はきくのだろうか。

 それより、材料はあっただろうか。豚肉がないのではないか。


 そんなことを考えながら眠気と格闘していると、旦那が台所へと向かった。


 気合いで瞼をこじ開ける。

 ここで私は異変を感じた。


 旦那の姿も、気配もないのだ。


 慌てて部屋を一つ一つ確認する。

 旦那はいない。


 そこで、私は気付いた。

 さっきまでのは全部夢じゃないか。旦那は仕事から帰ってきてないし、私は今目を覚ましたばかりなのだと。


 目を覚ました私は、カップ麺を昼ごはんに食べたのだった。

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