我が家のペットが増えていた話

2024.5.16


 短いけれど、夢を見た。


 我が家には、ウロコインコとオキナインコがいる。ウロコインコが”くーちゃん”、オキナインコが”にこちゃん”。普段は一羽ずつケージに入っている。

 その隣には、デグーの”ライカ”。この子もゲージで一匹暮らしだ。


 夢の中で、私は、くーちゃんのケージに人形を括り付けていた。「トイ・ストーリー」の主人公、ウッディの人形だ。

 鳥は、オモチャを壊すことを楽しむ。ケージ内に入れるオモチャは、壊されることを前提としている。

 大の字で磔にさせられたウッディは、さながら人身御供であった。悲しい顔をしていた気がする。


 ウッディを取り付けていると、ケージの奥からくーちゃんが三匹出てきた。

 くーちゃんが三匹いるはずがない。一匹が本物で、他二匹は違う子なのだろう。私は思い、三匹を見比べた。

 同じ顔だった。見分けがつかない。


 隣のケージでは、にこちゃんが天井に張り付いて、私をじっと見上げていた。にこちゃんは、普段そんなことをしない。

 見れば、にこちゃんがもう一匹いる。ロープパーチで微睡んでいる。二匹のにこちゃんは、どちらも同じ顔で、容姿では見分けがつかなかった。だがおそらく、微睡んでいる方が本物だろう。


 そして私は、別のケージを見た。

 全面アクリルでできた、アクリルケージ。そこには本来なら、デグーのライカが居るはずだ。

 しかしそこにいたのは、三匹のミーアキャットであった。ミーアキャット同士で喧嘩をしたのか、一匹の背から血が出ていた。


 私は、ミーアキャットに給仕をするべく、餌が入っている箱を開けた。

 そこにいたのは、アニメ調の顔をしたおたまじゃくし。古い作品になるが、「きんぎょ注意報!」に登場する、ぎょぴちゃんによく似ていた。


 そこで目が覚めた。

 本体は「きんぎょ注意報!」をあまり詳しく知りません。世代ではないの。

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