第33話 動物園実習レポート~第六日目~

 ※大学時代ブログへ書いたままの内容を転載します。

  お見苦しくてすみません💦


   *  *  *


 朝、更衣室へ行くと、新しい実習生の女の子が来ていました。

 昨日から始まったそうで、終わる期間は、私と同じくらいになりそう。

 やっぱりね、同年代の子と居た方が話しやすいものです。

 ちなみに、その子は、クロサイを担当してました。


 午前中は、Sさんのところでヒヒ山の掃除。

 今日は、ホースで岩山の右半分の水洗いをさせられました。

 重いんだよ! 手がすべるんだよ!! 私には無理です。。

 その後は、Yさんのところでシマウマのボロ掃除。

 今日は、やけにアンズちゃんに覗かれていました。

 だいぶ覚えたんですよー、シマウマの固体識別。

 解りやすい模様は、ね。子供は、なかなか覚えられません。。

 その後は、シマウマの餌を作って、藁を敷いて、終了。

 とにかくこの作業は、マスクが欲しい作業です。


 午後は、動物愛好会というものの例会が開かれる、とのことで、それを見させてもらいました。

 動物園で会費をもらって開いているそうです。要は、講演会のようなもの。

 飼育係の方たちが、動物の飼育についてスライドをするのです。

 今回の例会は、キンシコウとレッサーパンダでした。

 キンシコウって、西遊記に出てくる悟空(字あってる?)のモデルになったと言われてますが、本当は、アカゲザルがモデルらしいですね。

 でも、毛が金色に光っていて、綺麗なサルです。

 どちらとも中国から来たもので、中国との交流が盛んだということを認識致しました。

 ちなみに、代わりにこちらの動物園からは、キリンとフラミンゴを送ったらしいです。

 キンシコウは、期間を経て、中国へと帰っていってしまいましたが、レッサーパンダは、今もその子孫たちが繁栄しております。

 例会は、途中からランタン作りへと移行したので、私は途中で抜けさせてもらいました。


 その後は、フラミンゴを捕獲する、というのを聞いて、見せてもらうことに。

 動物を捕獲する様というものを実際に見たことがなかったので、これは、新鮮な体験でした。

 4人がかりで一羽を囲み追い。

 ……意外と簡単に捕まってましたね(^^;)

 捕まった一羽は、足の裏に薬を塗られて放たれました。

「指瘤症」と言って、硬い地面を歩くことによって足の裏に瘤が出来、そこから感染する可能性がある為、早めに処置をするらしい。

 土の部分は良いのですが、水場の床はコンクリートなんで、それが原因らしいです。

 放たれたフラミンゴは、水場に入っていったものの、足を痛そうに立っていました。

 そう言えば、フラミンゴの色って飼料が原因だと聞くけれど、何故、白色をピンク色にしなくてはいけないのでしょうか?

 今度、機会があれば、聞いてみようと思います。


 それから、Sさんの手伝いとして、トラとヒョウのナイトサファリ用の飾りつけを手伝ってから、シマウマの糞掃除と、シマウマの入舎を手伝って、終了。

 本当であれば、5時半から研究会が開かれるとのことでしたが、親に迎えに来てもらっていたので、仕方なく辞退させてもらいました。

 ま、鳥の話(それもデータだけ)だと言うので、まぁ良いか、と(笑)。

 哺乳類でしたら、親を待たせてでも行ったんですけどね。

 鳥好きさんには、ごめんなさい!


 ………………あと8日!!!

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