第30話 動物園実習レポート~第三日目~

 ※大学時代ブログへ書いたままの内容を転載します。

  お見苦しくてすみません💦


   *  *  *


 はい。今日も残りのATPを使って、今日一日の作業を振り返ってみましょうー。


 今日は、もう一人の担当者Yさんが出勤。

 朝は、Sさんに付いてヒヒ山に居たのですが、その後でYさん担当のシマウマ舎へ。

 Yさん、むちゃくちゃ優しいよ!!

 なんだか、おじいちゃんと作業してるみたいで楽しかった♪

 その代わり、作業はキツかったです。

 私が行った時は、ボロ掃除は終わっていて、集めたボロを捨てに行く作業が残っていました。

 Sさんが私をYさんに託す時。


 Sさん「この子は、飲み込みが早いし、力持ちですよ!」


 と言ってましたが……嫌味にしか聞こえませんでした!!!

 今朝も注意されたばかりだったし。何回言ったら覚えるんだーみたいなことを。

 ただ私は確認を取っただけなのに……(悲)。

 細かいことを注意してこないYさんが仏に見えました。


 辛い作業と言うのは、シマウマの放飼場の溝掃除です。

 最近じゃあ見かけなくなりましたが、道の傍らにある金網の排水溝ってあるじゃないですか。あれです。

 炎天下の中、その金網を外して糞が混ざった泥を掻き出して捨てて、金網を戻す、の繰り返し。

 本気で死ぬかと思いました。マジで。

 もうフラフラのクラクラでも最後までがんばったよ!!(涙)

 しかも、シマウマ達は、木陰で涼みながら私達が作業をしている姿を見つめていました。


 その後は、ちょうどお昼休憩。

 担当者が2人いると、作業も減るので、終わるのが早かったですね。

 でも、あまりの暑さに食欲なくて、せっかくのお弁当を残してしまったよ。。

 毎週水曜日のお昼は、ミーティングがあるらしく、幾つかの連絡事項と実習生である私の自己紹介なんかもありました。

 その時、私の大学名を言ったのですが、その後ミーティングが終わると、一人の飼育員さんが声をかけてくれました。


飼育員「M田先生って知ってる?」


風雅「え? M田先生を知ってるんですか?!」


飼育員「そりゃあね。有名な人だから」


風雅「授業を受けたりしてますよ」


飼育員「そりゃ、すごいことだよ!」


 そうなんだ……M田先生って、業界では有名人だったんだね。

 いや、すごい人だとは思っていたけれど、こんなところでM田先生の話題が出るとは思いもしなかったものだから、びっくりしたよ。


 午後は、ヒヒ山に行って、Sさんがヒヒに餌をやるのを見ていました。

 餌をばら撒き終わったSさんが出てきて、ヒヒについて雑談。

 雌雄の見分け方とか、繁殖期についてとか。

 発情期の♀の後を2頭の♂が追い掛け回していて、面白かったです。

 その後は、事務室に戻って、雑務をこなし、私は暇になったので、許可をもらってスローロリスを眺めていました。

 30分くらいしか見れなかったけどね。

 それでも、やっぱりスローローリスは可愛い。

 3匹いたのですが、2匹がラブラブで、1匹が余って寂しそうでした(笑)。


 次は、シマウマ舎へ行き、放飼場の糞掃除です。

 少しは、慣れてきたかな。何頭かは、固体識別できるようになったし!

 その後は、シマウマを入舎させて、今度は、Sさんの居るトラとヒョウのところへ。

 トラの入舎を少し手伝った後、ナイトサファリ用の照明取り付けのお手伝いをして、今日は終了しました。


 ……結構やったことは少ないけど、何よりも午前中だけで体力を消耗してしまった。

 まだ3日しか経ってないのに、疲れがたまってきています。

 でも、結構慣れたと思うのですがねぇ。

 他の職員の方達とも少しずつ顔を覚えたりして、交流もしてるし。

 あと2日したら休日だー!!

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