第20話 少年野球のヤバイ話⑦
風雅ジュニアの万引きの話は、既に解決しております。
店主の方とも、和解済みです。
ちなみに、フィクションではありません(笑)。
万引きの件は、少年野球の話とも主題が逸れてしまうので、詳細は省きます。
ただ、風雅ジュニアのこの問題が、退団へのキッカケとなりました。
万引きした原因がN氏の所為、と言っているのではないですよ💦
「Eチームを辞めようと思う」
夫は、その話を真っ先に、Yパパに相談しました。
Y……皆様、覚えていらっしゃいますでしょうか?w
「少年野球のヤバイ話④」にて、総括のメッセージだけしか載せられていないことに気が付いたYママ。Yパパは、彼女の旦那さんです!
そして、その息子さんYジュニアは、風雅ジュニアと同級生で、最初から一緒にEチームへ入団した数少ない一人でした。
入団した当初、一年生は、風雅ジュニア、Yジュニア、そして、もう一人……Cジュニアの三人だけでした。
たった三人だけの一年生は、一年経ち、倍以上に増えておりました。
つまり、長く辛い時期を共に乗り越えて来た仲間同士。
例えるならば、〝おっさん三銃士〟です。
一緒に入団したのだから、辞める前にYパパには話しておくべきだろう、という私たち夫婦の判断で、まずはYパパに話したのです。
Cジュニアは、私たちが入団した後で、Yパパの勧誘で入団しました。
入団した日数にそこまで差はないのですが、野球以外でも関わり合いのあるYパパとの絆の方が強かったのです。
Yパパは、情の熱いお方で、うちが辞めることを聞くと、必死に引き留めようとしてくれました。
風雅ジュニアが辞める必要はない。
N氏のやり方には、みんな不満を抱えている。だから、もっと良くなるよう皆で声を掛け合って、力を合わせよう! ……と、言ってくれました。
うちの頑固な夫も、Yパパには弱いようで、その言葉に励まされたのか、退団を考え直そうというところまで気持ちが回復していました。
ところが……事件は、そこで終わらなかったのです。
その時、おっさん三銃士は、お酒を呑みながら、この話をしていました。
うちの夫も、息子の万引き事件と野球のことで、相当参ってしまったようでして……Yパパに優しい言葉をかけられて、気が緩んだのです。
ついポロッと、風雅ジュニアの万引きの件を口にしたのです。
全く余計なことを……そんな話をしたって、百害あって一利なし、ですよ!
( ˘ •ω• ˘ )ぷんぷん。
結果ですね……N家に全部漏れました。
私は、その時、自宅に一人で子供たちを見てましたから分かりませんが……
どうやらうちの夫は、そのお酒の場で、N氏に対する悪口みたいなものを話していたそうなのです。
それらが全てN氏に漏れた。
ユダがいたのです!
三銃士の中に!!
そんなことってあります?💦
私たちは、それをNママからの突然のLINEで知りました。
Nママは、いい大人が、当人(N氏)のいないところで、その人の悪口を言い合うのは、イジメじゃないでしょうか?
……と言っていました。
いや、あんたがそれを言う? ( ̄▽ ̄;)
そりゃ、面と向かってN氏に直談判せず、陰で悪口を言っていた、うちの夫が悪いとは思いますけども!
Nママこそ、陰で散々他人のことをディスってましたからね💦
総括に始まり、Y家のこと、C家のことまでも!
風雅は、それらを全部聞かされてましたから。
誰がユダだったか、わかりますでしょうか?
推理小説ではないので、すぐにお答えします(笑)。
Cパパです。
Cパパは、お酒の会合から帰宅したのち、Cママに話しました。
まあ、夫婦の間ですからね、そこまではまだ許せます。
次に、Cママは、Nママに話しました。
ここ要らないでしょう!?
しかもですよ、N氏に対する悪口だけではなくて、うちの風雅ジュニアの万引きの件まで暴露してるんです。
ありえなくないですか?💦
人の秘密を……それも野球に関係ない話ですからね!?
パパは、おっさん三銃士を信頼して話した……というか相談したのに……と、裏切られてショックを受けていました。
もう誰も信用できないと。
いや、あんたが話さなきゃ良かったんだよ!w
……と、突っ込みたくなりましたが、妻は、ぐっと我慢です。
HPもMPも削られて瀕死の夫にトドメは刺せません。
N氏とは、直接会話をしました。
C家、Y家も含めて。
詳細は省きますが、一応、N氏とは和解をしました。
N氏は、最後まで、風雅ジュニアに対する態度を誤解だと言ってましたけどね。
ですが、うちの夫も私も、C家のことだけは許せませんでした。
まだ小学二年生になったばかりの息子です。
もし、このことが学校で広まって、友達からいじめられたら?
私は、一生、Cママのことを許せないでしょう。
もちろん、万引きは悪いことです。
そのことについては、私たちも風雅ジュニアを強く叱りました。
ただ、これには、ジュニアだけを一方的に叱れない理由がありました。
この場では書きませんが、そのこともCパパは知っている筈なのです。
そして、もうこんなチームで野球は続けられない、という結論になり……
風雅ジュニアは、Eチームを退団しました。
ちなみに、退団の理由は、家庭の一身上の都合のため、としました。
代表Dからは、何かあったんじゃないか、と聞かれましたが、答えませんでした。
もうN家ともEチームとも関わりたくなかったからです。
それに、きっと私たちが退団した後で、N家によって捻じ曲げられた理由が広まるであろうことは、簡単に予想できましたからね。
案の定、後からYパパに聞いた話では、全く見当違いも甚だしい、風雅家が悪者にされた退団理由が、N家の口から広まっていたそうです。
Yパパは、その後もEチームに残って頑張ってくれていたのですが、結局、Y家も、N家の陰謀の前に敗北し、Eチームを退団しました。
これもねぇ、、N家が子供を使った姑息な手を使ったり、グループラインで攻撃したり、ハブにしたり……と、実に大人げないやり方でY家は追放されたようなものでした。
先にあった、風雅家の退団理由捏造の件ですが、これはY家が退団の相談を代表Dに持ち掛けた時に判明しました。
さすがに続けて二人も退団したのでは、代表Dもおかしい、と思ったのでしょう。
遅いわっ!(ノ*’ω’*)ノ彡┻━┻
代表Dは、風雅家が退団した理由をN氏から~ほにゃらら~と聞いているけど、もしかして、それも……? という聞き方をされたそうで、Y家は、それは全然違います! ……と、風雅家を擁護してくれました。
そこでようやく代表Dは、事の問題がN家にある、ということに気が付いたのです。でもまぁ、この事なかれ主義の代表Dは、結局、N家をどうにも出来ませんでしたけどね💦
余談になりますが、風雅ジュニア万引きの件、Yパパは、Yママにすら話していませんでした。Yママは聞いていないようでしたから。
Yパパ……漢やっ!!。゚゚(*´□`*。)°゚。
その後、残っていたC家は、色々あって、Nママから中学生じみたイジメを受けて、退団しました。
これぞ、ざまぁですね!
(´∀`*)
ついでにもう一人、途中で入団してきた二年生も一人、N氏のやり方についていけず、退団。風雅家を含めて、計四人がEチームを退団しました。
こんなことは前代未聞だそうですよ。
すごいね、N家。
さて、一体誰が天下をとったのでしょうか?
未だに、Eチームには、N家がおります。
このまま六年生まで続ければ、きっと総括は、Nママが担うことになるでしょう。
N氏も……きっと、Aチームのヘッドコーチかしら?
さて、どうでしたでしょうか?
こんな人間ドラマは?
実はフィクションでした。
……と言えば、驚いてくれるかしら(笑)
嘘です。ノンフィクションです💦
私に、こんな人間ドラマを書ける能力はありません_| ̄|○
こんな長い話に、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます!
次は、この話の後日談……といいますか、最初の飲み会の話に戻ります。
退団した子供たちは、どうしたのか……事の顛末を語ります。
そこまで長くはなりませんので、良ければ、引き続きお読み頂けると嬉しいです。
❀(*´▽`*)❀
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