第18話 少年野球のヤバイ話⑤
いつも応援コメントを頂いて、本当にありがとうございます!
(*´˘`*)♡
前話を駆け足で、話を省略しながら進めてしまったため、説明不足だったところを少し加筆します。
Nママが総括を辞めさせた理由は、自分たちがやろうとしてる改善案を、ことごとく総括に却下されたからです。
却下されただけではなく、B+Cチームの活動において嫌がらせのような妨害を受けたため、全面戦争となり、総括が責任をとって辞任に追い込まれた……というのが正しい経緯になります。
更に詳しい話は、別途スピンオフエッセイでも立ち上げようかしら( *´艸`)
総括を辞めさせたことで、B+Cチームの勢いは加速します。
強敵を倒したわけですからね!
ヒャッホーイ"(ノ*>∀<)ノ♪
……という感じでした。
今思えば、なんて浅はかな……(´;ω;`)
ですが、その甲斐あって、続々と団員が増えていきました。
……え、具体的にどうやって団員を増やしたのかって?
詳しく書くとまた長くなるので要約すると、大きな功績となったのは、【お当番】をコーチ兼務可能にしたことです!
それまでは、コーチが【お当番】を兼務してはならず、必ずコーチ以外の保護者が担当しなくてはいけませんでした。
なんじゃそれ? って感じですよね💦
パパコーチにだって、子供たちが怪我をした時くらいの手当は出来ますし、水筒のお茶を足してあげることくらいできますよね?
(※もちろん、パパコーチたち承諾済みの上ですよ!)
なぜ、それを母だけが担う必要があるのでしょうか。
誤解して欲しくないのですが、【お当番】(「母当番」とも呼ばれていました)を母がしなくていい、というよりは、まだ幼い下の子供を連れて炎天下の中、【お当番】をしなくちゃいけないのは、おかしい、というのが、そもそもの発端でした。
なので、別に仕事もないし、下の子供もいないから、私は当番するわ~というお母さまがいてもOKなのです。別にパパに全部押し付けようとかじゃないですよ💦
下の子がまだ小さいからちょっと……とか、土日は仕事があるから無理~というお母さまのための措置でした。……そもそもは。
ただ、これに拍車をかけて、Bチームの役員ママさまが「母当番」の廃止に向けて動きだしてしまったから、色々おかしなことに……なっていったのですが、これを書くと長くなるので省きます(笑)。
要は、母親の負担を減らしましたよ〜と言って勧誘したのです。
ただ、中心になって勧誘していたのがN家だったため、Nジュニが通う小学校のメンバーがどんどん増えていきました。
Eチームのメインは、風雅ジュニアの通うE小学校に通う子供たちです。
でも、気がつけば、三年生は、ほぼNジュニの通うL小学校のメンバーが占めていて、中には、Nジュニが元いたLチームを抜けてEチームへ移動してきた子供たちもいました。
まぁ、勧誘するとなると、やはり自分の子供が通っている小学校がメインになりますから、当時は特に違和感がなかったのです。小学校なんて関係ないよ!……と💦
ですが、N家の人たちは、この時から既に、自分たちの布陣を着実に増やしていっていたわけですね、はい。
N家の集めたL小学校、Lチームの子供たち、親たちが増えていったことと、N氏のリーダーシップに、その頃、誰もN家に異を唱えられる人はおりませんでした。
リーダーコーチと広報役員という大変な仕事を任されてくれたN家の人たちに、みんな頭があがらなかったんですね。
そんな折、こんなことがありました。
L小学校のLチームを抜けて、一人の小学四年生の男の子がEチームに入団したいと言うのです。仮にSくんとしましょう。
それまでL小学校の子供たちも何人か既に入団していましたから、Sくんが入団したって別に問題ない筈ですよね。
で・す・が、何故かこの時だけは、N家は、この子を入団させることに猛反対!
彼らの理由は、こうでした。
あの子は、支援学級に通っていて、人に危害を加えるタイプの子供だから、入団させるのは、よくない。親が常に見ていてくれる人ではないし、問題児だからやめた方がいい、と。
支援学級とは……って、特に説明は不要ですかね。
今は、どこの小学校にもあると思います。
これだけ聞くと、すごい差別発言ですよね。
でも、その時は、もうみんな盲目的にN家の言葉を鵜呑みにするようになってしまっていたので、みんな、その言葉を信じてしまったんです。
洗脳に近いと思います。恐ろしいことです……。
私たちE小学校の人間は、L小学校に通うSくんのことを知る術がないわけですから、Sくんを見て知っているというN氏の言葉を鵜呑みにしてしまったわけです。
実は、当時のBチームにも、Cチームにも、支援学級へ通っている子供も入団しておりました。
なので、支援学級に通っているから、という理由だけで入団を断るのは、おかしい!
……と、Bチームのママさんが異が唱えました。このママさん、「少年野球のヤバイ話①」で登場したAさんです。
息子のAジュニが支援学級に通っていることもあって、A家が真っ先に反論したのです!
皆さま、覚えていらっしゃいますでしょうか?
代表Dの、あの言葉……
「うちは、来るもの拒まず、のチームだから」
その方針を通すならば、ここでSくんの入団を断るのは、矛盾してますよね?
な・の・に!
結局、Sくんは、入団を断られてしまいました。
その時の理由は、コーチ陣がそこまで責任を持って面倒を見られない、とのこと。
既に入団している子供たちは、親が常に見ていてくれているし、人に危害を加えるタイプの子供ではないから大丈夫。
でも、Sくんは、そうじゃないからダメ、というわけです。
いかにN氏の発言がEチームの中で大きくなっていたか、お分かりいただけますでしょうか?
これに怒ったのがA家です。
まるで我が子の存在を否定されたように感じたのでしょう。
すると今度は、Bチームの中で、Aジュニがイジメられるようになりました。
実は、それまでも、A家は、どちらかというと総括やAチームのママさん側の意見に立つことが多かったので、Bチームの中でも浮いていたようでした。
そして、そんな大人たちの様子を傍で見ていた子供たちは、何となくA家が悪い、みたいな空気に影響されたのだと思います。
練習中、お昼ご飯を食べる時も、Aジュニは、みんなの輪に入れてもらえなくなりました。
少年野球でですよ? ありえなくないですか??
本来、スポーツマンシップを学ぶべき場所なんじゃないんでしょうか?
……もうこれ書いてて、泣けてきちゃったよ。。
私も、Aジュニくんのこと、もちろんよく知っています。
とっても明るくて、私に逢った時にも、元気に挨拶してくれる、いい子なんですよ。。
ただ、Aジュニくんは、思ったことを正直に口にできる子でしたので、嫌なことは嫌!とはっきり伝えていたようですし、それでもEチームで野球がやりたい、と言った彼の言葉を、Aさんは守ってあげようとしたのです。
Aジュニくんは、今でもそのEチームで野球を続けています。
……え?
そんな大変な時に、風雅は、何してたんだって?
すみません。風雅は、蚊帳の外でした💦
Sくんが四年生だったので、Sくんに関する話し合いは、Bチームのみで集まって行われたからです。
それなのにN氏が関わっているところが意味不明なのですが……。
そして、Aジュニくんがイジメを受けていたことも、後から聞いて知りました。
なので、詳しい話までは分からないのですが、親同士の揉め事が子供同士の関係に影響する……小学四年生とは、そういう年齢のようです。
私が知ったからと言って、何かできたとも思えませんが……何もできなかったことが悔やまれます。。
今考えてみると、N家は、SくんがN家にとって都合の悪いことを知っていたから入団に反対していたのではないのかな……と邪推してしまいます。
ですが、これは完全に私の勝手な憶測ですので、事実はわかりません。
むやみに人を疑うのも良くないですよね。
そして、風雅家もその頃、プライベートで色々ありまして、このあと、とうとうN家と対立することになります。
……つづく!
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