第6話 幸せじゃねぇ
話タイトルは、否定系ではありません。
「あなたは、幸せですね」と言うのを広島弁で「あんたぁ、幸せじゃねぇ」と言います。
……あれ? 広島弁だよな?(•ᴗ•; )
たまに島根弁が混ざるので、生粋の広島人だけど、通じないよ!
……という方は、ご勘弁を💦
私の生まれ育ちは、広島です。
大学進学と共に上京し、現在は関東住まいとなっておりますが、浪人時代を含めて19年は広島で過ごしたことになります。
(*私は成人しているので、自己責任になりますが、未成年の方は、決してWeb上でご自分の住居を特定出来るような情報をネット上に明かさないこと! いいですか?)
今では、ばりばり標準語を話せますが、たまに広島弁が出ますね。
広島ネタも結構面白いものがあるので、そのうち書きます。
私の祖父母は、島根県民だったため、広島弁と島根弁を混ざって覚えている可能性があります(笑)。
ご了承ください。
で、本題に戻ります。
私はよく、母親と、祖母から「あんたぁ、幸せじゃねぇ」と言われて育ちました。
半ば呆れたため息と共に(笑)。
どういう意味か、伝わりますでしょうか?
よほど私は、ぼへぇ〜っとした子供だったのでしょう。
何かあっても動じない。通じない。
ケロッとしている。
だから、「あんたぁ、幸せじゃねぇ」。
ただ鈍いだけなんです(笑)。
当時は、自分が何を言われているのかよく分かっておりませんでした(ほんとアホやな)。
言われるままに、「ああ、私は幸せなんだな。良かった良かった」と楽観視すらしていました。
今思えば、もう少し将来に危機感もてよ、と突っ込みたくなりますが、まあ、これはこれで図太く生きて来られましたので、良かったと言えば、良かったのかもしれません。
例えば、同級生に「明日、MYOJO買ってこい!」と言われても、「え〜仕方ないなぁ。買って行くかぁ」とスーパーで雑誌を購入して、翌日学校に笑顔で持って行ってました。
あれ? これ半分イジメじゃね?(•ᴗ•; )💦
と思った方。
これは、友人たちからの愛ある悪戯なのです(笑)。
悪意しかない悪戯は、ただのイジメですよ。
でも、私の場合は、お互いに遊び半分なのが分かった上でやってますから。
……たぶん(笑)。
買って行った雑誌をどうしていたか、と言うと。
好きなアイドルの写真を切り抜いて、友達同士で交換し合っていました。
今の子達は、こんなことしないかな?
スマホがあるもんね〜💦
切り抜いた写真は、クリアファイルとかにまとめて、好きな時に眺めるんです。
ちなみに私は、当時、嵐の二宮くんのファンでした♡
これが友人同士で好きなアイドルが被っていると困るんですが、二宮ファンは、私の周りにいなかった(笑)。
ので、競合することなく雑誌の切り抜きを友達同士で仲良く交換し合えていました。
話が脱線しましたが……まぁ、何というか、ぬりかべみたいな性格だったというのかな?(笑)
あとは、ひとつ屋根の下で生活していた祖母の影響も強いです。
「あんたは、幸せなんよぉ。
お父さん、お母さんがおって、食べるものに困らんで、住む家があって」
と、事ある毎に祖母は、そう言っておりました。
戦争を経験している人の言葉は重いですね。
そして、私も素直な子供でしたので(笑)
祖母に言われるまま「ああ、そうか。私は幸せなんだなぁ」と思いながら育ちました。
そのお陰かどうかは分かりませんが、今のところ人生で一度も死にたいと思ったことはありません。
たぶん祖母の言うように、私は幸せなんだと思います。
そんな祖母も……まだ元気に生きております(笑)。
100歳までは生きるだろうと思うくらい元気ですꉂ🤣𐤔
当たり前の幸せを幸せと思えるかどうか。
これって意外と大事だと思うんですよね。
なので、私も自分の子供に、こう言おうと思います。
「あんたは、幸せなんよぉ」
……って。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます