第31話 表現について考える
『小説にまつわるHONNE』では、これまでにも【自己表現】について考えたことを何度か書いています。
私自身が昔から自己表現が苦手だったので、ずっと考え続けてきたのかもしれません。
以前にも書きましたが、私は幼稚園や学校では話せず、家では話せると状態で、生きづらさを感じながらの幼少期を送りました。
昔は色々思い詰めて、出来ない自分を責めて、自己嫌悪して、自分の性格や苦手なことで悩んでいました。
普通に会話を楽しんでいる今も、本音を言うのが苦手だったり、好きなものややりたいことを人前で話すのが苦手だったりします。
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今回改めて【自己表現】について書いてみようと思いました。
自己表現とは、文章、話すこと、声、表情、行動、音楽や絵などの芸術活動などさまざまです。
『表現することは生きること』と何かで読んだことがあります。表現の概念を人間の活動である話すことや表情や行動といった広義に捉えれば、表現することは生きることですね。
今回は話すことに絞って書いてみようと思います。いよいよ「小説」から離れてきましたが、同じ自己表現という括りでよしとしましょう。
話すことはほとんどの人が当たり前に自然にやっていることですが、私はそれが出来なかったことがあるので、『話す』ということにすごく意識がいきがちでした。
でも、最近でも話さないといけない場面がまあまああります。そこで、私が人前で話す方法について自分なりに気付いたことを思いつくままにシェアしてみます。
①事前準備を徹底する
②伝えられる喜びにフォーカスする
③自分と繋がった状態(潜在意識と繋がった状態)で話す
④小さな成功体験を積み重ねて自信をつける
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①事前準備を徹底する
働いていた時、プレゼンや会議で準備をしないでよく失敗してました。準備しないなんて、どこからそんな自信出てくるんだと思いますけど、若い頃は準備するということに思い至らないことがありました。失敗を重ねて、準備が必要だと気付きました。準備をしっかりしておけば、気持ちも落ち着きますしね。
②伝えられる喜びにフォーカスする
人からどう思われるかではなく、自分が伝えたいことや自分が伝えられる喜びにフォーカスしながら話すということです。人からどう思われるかばかり考えていると緊張します。それより自分が楽しんだほうが良い結果に繋がりました。
③自分と繋がった状態で話す
潜在意識と繋がった状態とは、外科医兼心理療法家の先生と雑談した時に教えてもらいました。その方は心理系の学校や病院を経営していて、沢山の本も書いている方です。リラックスした時が一番力を発揮できますし、その方はそうやって話していると言っていました。その状態で話しているとなぜかたまたま思いついたことが、聞いている人に必要なことだったりという、場の必然みたいなことが起きるみたいです。私もリラックスを心がけています。
④小さな成功体験を積み重ねて自信をつける
スモールステップですね。最初から自信を持っている人なんていません。小さな積み重ねが自信に繋がっていきます。
ということで、私の経験ベースの話ですので参考になるかわかりませんが、話す自己表現について書いてみました。これらは話すことだけでなく、書くことにおいても共通するかもしれないですね。
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