異能がある世界。
物語は主人公の記憶喪失から始まります。助けられた主人公は異能者集団に入ることになり、読者は主人公と共に状況を把握していくことになります。
主人公、音島律月は少しとぼけた言い方をし、ひょうとしながらも、恩義に報いたい気持ちがあり、また人のために怒る熱いところがとてもステキな主人公です。
音島さんに関わるキャラクターもまた個性的。それぞれに思うところがあり、そのために行動しているのが垣間見えてとても魅力的です。
キャラクター同士のかけあいが楽しく、するっと読めてしまいますが、状況や人間関係はまだわからないところがあり、不穏な雰囲気がたちこめています。
これからどうなるのか、音島さんが何を信じ、どうするのか、気になっています!