世界小話-2 帝国について

今回はシンたちの住んでる帝国についてお話しします。

正式名称は大西霊峰帝国。長くてピンとこない名前なので帝国民は全員帝国って略して呼んでます。

作中でも時折描写があったように治安はあまり良くありません。結構昔に奴隷制だったり、飢饉があったりした影響で孤児や貧困層がかなり多くいます。

シンたちが住んでいる帝都にはマルトの運営する孤児院以外にもいくつか点在していますが、路頭にまよう孤児の数が多く追いついていない現状が続いています。


また、帝国は第一話開始時点から南東にある魔工大国という島国と戦争状態が続いています。シンの父親が家を空けているのもそのせいですね。帝国は昔から定期的に周辺国といざこざが絶えない国です。そのため軍事面にはかなりの力を入れています。


シンの父親に代表されるような軍人から貴族に取り立てられた軍属貴族の存在は大きいです。もっとも他の貴族(軍属貴族と比較して公族と呼ばれています)と違って所有することのできる領地が法律で限られていたり、王への謁見が許されていなかったりといくつかの制限があるので貴族とは少し扱いは異なります。


また領地を拝領してもそれを子供に引き継ぐことができないというのがかなり大きいです。そのためシンの祖父はいくつかの土地を保有していましたが、父親の代でそれが没収されています。

この点については帝国内でも改革が叫ばれていますが、現状変わることはないです。


あと帝国とはあまり関係がないかもしれませんが、暦についても記載しておきます。

シンが生まれたのは帝国の暦で371年の5月です。

作中で起こる出来事は大体4世紀の後半ごろのことなので、その点だけ覚えておいていただける助かります。


帝国での諸々の事情は書くと長くなりすぎるのでひとまずここまでで終わりにします。




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