1-9.5 あの日の過ち ※
俺は
他の誰かが彼に口付け····じゃなくて口移しをする光景なんて見たくなかったし、嫌だった。かと言って、俺自身がするのもなんだか気が引ける。
たとえこのキャラが本物の
俺の過ちの原因。それは、高校一年の、ある秋の日の出来事。放課後、オレンジ色に染まる教室。
その日はミーティングだけで部活が早く終わるからって、一緒に帰ろうと約束をしていたのだ。けど終わって戻って来たら、
それはありきたりな恋愛漫画のワンシーンといってもいい。
(眠ってる無防備な
それは本当に触れるだけのもので。
待ちくたびれて寝ていた
しかも眼鏡を勝手に外して、その可愛らしい寝顔をしばらく眺めていたのだ。もはや言い訳はできない。それで勝手にキスして、後悔して、俺はその場から逃げたのだ。あの時、
(あの後、俺は罪悪感から
その間もあの『告白大作戦』は進んでおり、なんなら完成間近だった。現実とは真逆に、しろうさぎと渚としては順調に仲良くなっていて、そして何度もチェックしては直しを入れたあのゲームが遂に完成する。その日の内にSNSでDMを送った。
製作費はお年玉やお小遣い、部活の合間にしていたバイト代、姉貴の先行投資、足りない分は一緒に作ってくれたひとたちが用立ててくれた。そんな強い想いだけで作り上げた『
(
なにも伝えられなかった。それどころか、
どちらにしても、時間は戻らない。
どうにもならない。
(転生して、しかも自分が関わったゲームの中で、目の前にはあいつとそっくりなヒロインって····これ、罰ゲーム?)
それでも元々の秀でた才覚や身体能力は衰えてはおらず、頭領は彼を気に入り、常に傍に置くようになった。やがてあの暗殺計画を持ち掛けられ、彼が誰の代わりに攫われ今に至るかを知っていた頭領は、あえてかつての友をその手で殺させようと目論む。彼にとって初めての任務。失敗も在り得るだろう。故に、もうひとりの暗殺者を同行させた。
(
器の煎じ薬を口に含む。
(うっわっ! なにこれまっず⁉ にっがっ⁉ 今すぐ吐き出したい!)
口の中に広がったその異質なものに、俺は今まで真剣に考えていたことが、嘘のようにすべて吹っ飛んでしまった!
(ちょっと待て! これを飲ませるのか?
これ、マズすぎて目を覚ますんじゃないか?
後々、気まずくならないか?
動揺しつつも、
覚悟を決め、眠っている
(俺は
けど、俺は――――。
⚠ 〜自主規制〜 ⚠
『警告します。これより本編は、自主規制ゾーンに入ります。注意事項をご理解いただいた方のみ、選択することをおすすめします』
『このページは、後日非公開になり本来の完全版に差し替えますが、♡や応援コメントなどは残りますのでご安心ください』
『リンク先はサポーター限定の近況ノートとなっております。ここから先はプレイヤーによっては苦手な方も多いかと思われます』
『下記に当てはまる方は、次回更新をお待ち下さい。また、苦手な方は限定ページを無理に読む必要はありません。BLに興味のある方、BL中級者以上の方のみおこしください』
『それぞれの免疫度により、★の数が変わります。以下、レベル別BL要素の度合いを参考にしていただければ、幸いです』
初級者 ★★★★☆
中級者 ★★☆☆☆
上級者 ★☆☆☆☆
『以上、問題のない方は1-9.5完全版を下記リンクよりお楽しみください』
サポーター限定リンク先↓
https://kakuyomu.jp/users/yuzuki02/news/16818093078653108742
〜 作者からのおしらせ 〜
このお知らせは2025.3月上旬に消去され、以降、非公開枠となります。また、サポーター限定を読まなくても、次話との直接的な繋がりはありませんのでご安心ください。
今回ご理解いただきたいのは、今作はBL小説をメインとした『ルビー小説大賞』の公募用作品であることです。
サポーター様になっていただく事を促しているのではなく、カクヨム警察にビクビクしている作者が、「この表現は微妙なラインかも」と思った場面に関して、自主規制しました。
読んでいただいている方の半分くらい方は、おそらくいつもお世話になっているフォロワーさまかと思われるので、自主規制部分は苦手だと思います。
なので、BL小説をがっつり楽しみたい方のみ読んでいただけたらと思っております。
ルビー小説大賞は、非公開部分も対象になるとのことなので、今回はそのようなやり方で対応していきます。
いずれは誰が読んでも大丈夫な文章に差し替えますので、公募が終了するまで気長にお待ちいただけたらと思いますm(_ _)m
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