犯人は僕です。

ふざけた狼人間

最初の話【安直かつ険悪な動機】

弱気を吐いて何になる

最初はこの文を記そう




何年か過ぎ去り久しくこのをメモに再開した

今僕はヴィランだ

別にあの頃の自分が羨ましい訳ではない

ここに書き記す意味はないのかもしれない

こんなことを書いたら昔の自分に怒られるだろう

あいつは医者を目指す少年だった

よく僕はあいつの手伝いをした

あいつはよく毒を自分に試した

致死量は試さなかったが嘔吐を数回する位は

自分で買った吐き気止めをよく使っていた

僕の部屋と彼の部屋は同じだった

いわゆるルームメイトとゆうやつさ

彼はよく言った

「毒の強さを知ればみんなより有利に立てる」

そして、

「だって毒の強さなんて知っているの俺とお前ぐらいだろ」

猟奇と狂気

似ている言葉だ発音も意味もこの言葉に込められた恐怖も

僕は今とっても頭が馬鹿げてる

僕はあいつをねたんでなんていないし憧れてもいない

けどね、僕は少しあいつに興味を持ったんだ

あいつが死んだらどうなるんだって

時間を戻したいわけじゃない

けど、じかんを進めたくはある

こんな願い神様は呆れるだろう

あいつは死んだ

あいつは殺された

犯人は僕だ。


今僕は怒っている

事件ではなく事故になっている事について




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