第4話 次はあなたが「犯罪者」

  こんなチンパンジーたちが、防弾チョッキを着て拳銃をぶら下げ「犯罪を求めて」パトカーに乗って町をウロウロ徘徊し、課長になれなかったできの悪い元警察官たちがスーパーの防犯係となって、スマホでAVを見がてら監視カメラで「犯罪者作り」に精を出す。


本来、平和な日本の治安を脅かすのは、犯罪仕掛人の警察(官)なのですから、世の中から詐欺やペテンや冤罪がなくならないのは、至極当然というべきでしょう。


<参考>

泉鏡花「夜行巡査」青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/card897.html

(1873~1939)明治・大正・昭和を通じて独自の文学を構築した。

代表作「夜行巡査」「高野聖」。


佐賀純一「浅草博徒一代」新潮文庫

  茨城県土浦市で開業医を営む慶応大学医学部卒の筆者が、あるヤクザの独白に感銘し、その生涯を本にまとめたもの。日本の警察官を知る上で貴重な資料として英訳された(Confessions of a Yakuza)が、それをジョン・デンバー(アメリカの歌手)が、自分の歌の一節に使用したと(噂)された。しかし、筆者は「光栄なこと」として、むしろ喜び、それ以上言及しなかった。

  


2024年4月23日

V.1.1

2024年4月24日

V.1.2

平栗雅人

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