第25話 大襲撃(前編)


警備をしていた俺達は窓を見た

窓の外には大量の美少女が居た。


1000ぐらい居るのではないか?


ジュリアンは呟いた


「あれ全部、妖魔、だよな?」


凄い数だ、こちらを兵力で上回っている

こちらの全校生徒数は500人程度、兵力にして2倍だ。


ジュリアンは構えた


「やれるのか?」


俺は言った


「やるしかない、でも強い俺達が固まったら対処出来るものも

 対処出来なくなる。ここはパーティを4つに分けて対処しよう。

 俺、ラムル、ジュリアン、ビアンカに分かれて敵を倒すんだ」


みんなは頷いた

そしてジュリアンは言った


「生きて帰って来いよ」


「そっちこそな」




ボク、ラムルは1年4組の窓から入って来る敵の大軍を相手にする

敵は大軍だ、だけど…やるしかない


緑髪ショートヘアーの妖魔がボクに斬りかかって来る


「食料となれ、魔族!!」


ボクは一瞬で妖魔の胸を叩く


「きゃっ!!」


妖魔は倒れ死ぬ


金髪ロングヘアーの妖魔と銀髪ロングへアーの妖魔が

同時に襲い掛かって来る


「あいつ手ごわいわよ!!」「2人がかりで倒す…」


だけどボクは裏拳で妖魔2体の胸を叩いた、一瞬で


「きゃっ!!」「うわっ!!」


妖魔2体はあっという間に倒れ、死んだ


黒髪ロングヘアーの妖魔1体は弓矢を構えている

弓矢でボクを狙っている


弓矢は放たれた、だけどボクは弓矢の矢を受け止めた


「なっ!!」


「返すよ」


ボクは弓矢の矢を相手の胸にお返しした


「きゃっ!!く、そ…」


妖魔はうつ伏せに倒れ死んだ。




「よくも仲間を殺してくれたじゃん。」


金髪ロングヘアーの褐色少女が言った

こいつがここの小隊長格だろう


「…襲い掛かって来たのはそっちだよ?」


「まぁそうだけど、仲間がやられるのは超ベリーバッドじゃん」


小隊長は剣を構えながら言った


「お前を殺すじゃん、そうすれば仇討ちになる」


「ボクを殺す?出来るかな?ボクは強いよ」


小隊長は剣を構えながら斬りかかって来る

だが遅い、今のボクにとっては遅すぎる


ボクは小隊長の腹を蹴った


「がはっ!!」


小隊長は腹をおさえる、その隙に

小隊長の胸を蹴った


「きゃっ!!」


ボクは笑顔で言った


「その程度で隊長格なの?隊長格の名を返上した方がいいんじゃないの?」


「く、悔しい、超ベリーバッド…ガクッ」


小隊長は仰向けに倒れ、死んだ。


「小隊長がやられたぞ」「に、逃げろぉ!!」


4組に攻めて来ていた妖魔は退却して行った




俺ジュリアンは3組から入って来る妖魔を相手にする。

ピンク髪ロングヘアの妖魔が斬りかかって来る


「えい!!」


俺はタガーでその妖魔の胸を斬った


「きゃっ!!」


次に赤髪ショートヘアーの妖魔が斬りかかって来る


「おらぁ!!」


俺はタガーで赤髪ショートヘアーの妖魔の胸を斬った


「きゃっ!!」


俺は呟いた


「弱い、な…」


銀髪ロングヘアーの妖魔と、銀髪ショートヘアーの妖魔が挟むように

俺を前と後ろから攻撃して来る


「もらったわ!!」「死ね!!]


俺は回転して

両方の妖魔の胸を斬った


「きゃっ、まさか挟み撃ちが効かない、なんて。ガクッ」「予想外だ…ガクッ」


2体の妖魔はうつ伏せに倒れ、死んだ。


俺は周りを見渡してみる。

すると


隊長格らしき白髪ロングヘアーの美少女が、無言で俺の仲間の生徒達を殺していた


「………」


「ぎゃっ!!」「きゃっ!!」


急所を斬られ、生徒達が倒れる


「2人とも!!このアマ!!」


俺は隊長格に斬りかかる


だが隊長格の美少女は剣で、俺のタガー2刀流を受け止めた


「………」


「やるじゃねぇか、名前は?」


「…ヨム・シロイ」


「ヨムか、仲間の仇だ、てめぇはぶっ殺す」


ヨムが剣で俺に斬りかかって来る

だが俺はそれをタガー2本で受け止める


俺とヨムはお互いに剣をぶつけ合う。

斬り合いはしばらく続いた


「剣の腕なら互角か」


「………」


ヨムは相変わらず無言だ


「無口っ娘ってか、もう少し何か喋れっての。」


「………」


ヨムは剣の腕では俺と互角らしい

だが残念だったな、俺は速さに自信がある


俺は高速で動く構えをした


「…今からお前を殺すぜ、覚悟しな」


俺は高速でヨムを斬った

ヨムの胸は斬れている


「ぎ、ギリギリ見えたのに、対処出来なかった」


「高速斬り、俺自慢の必殺技だ。対処出来る訳ねぇよ。

  逆に言えば対処されたら終わりって言う訳だが。」


俺のとっておきだからな


ヨムは仰向けに倒れた


「…仲間たちに、ご飯を食べさせて、あげた、かった。ガクッ」


仲間たちにご飯ね、そのご飯が人間や魔族じゃなきゃ

いい話だったんだと思うが


人間や魔族をご飯にするんじゃ、いい話とは言えないな

妖魔にとってはいい話なんだろうけど


「小隊長がやられた!!」「に、逃げろぉ!!」


とりあえず3組を攻めて来ていた妖魔は退却して行った

小隊長がやられて勝ち目なし、と思ったらしい。

まぁこのまま続けても俺が無双するだけだし、いい判断だったと思うぜ。

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