転移の章

第23話 平穏の崩壊


レオ・ライオンの事件後

俺は平穏な学園生活を送って居た


担任のゾーイ先生から授業を受け


「今日の授業は魔力を属性に変える練習です

  魔力を自分の得意な属性に変えてください」


俺は、風属性だな。

指に魔力を集め

指の魔力が風に変わるように、コントロールする。


「出来た。」


指の魔力が風へと変わった。


クラスメイトのルノが声をかけてくる


「1発で出来たの?すごね…」


「ま、まぁな…」


魔力を剣に変えたり、下地は作って居たからな。

これぐらいすぐ出来るだろう




食堂で仲間達と昼食を取りながらくだらない話をしたり


「でさぁ、かわいいレプリカヒューマンの子にナンパしたんだけど。

  失敗しちゃった」


「私はバンパイア狙ってみましたが、失敗しましたわ。」


2人はナンパして失敗して、その失敗話を俺達に話している


「君達はチャラ過ぎるんだよ、だからナンパに失敗する。

  もっと清楚系を装わないと」


「今からでも間に合うと思うか?」


ジュリアンが聞いて来る

俺とラムルは迷わず答えた


「「手遅れ」」


「だよな、これからどうすればいいんだ…」


それは俺達には分からない




放課後は剣の鍛錬に励む、ちなみに剣はあれから高価なものを買った


「おらぁ!!おらぁ!!」


剣の道は一日にしてならず。

こういう細かい鍛錬の積み重ねが大事だ。




とにかくこんな風に平穏な日常を過ごしていた時

数か月経った日、異変は急速に訪れた



授業中


教室から窓を見ると、窓の景色が今までと違うのだ。

町中のはずなのに遠くまで緑豊かと言うか

遠くまで森だ


ルノが先生に言う


「先生、窓の外、おかしいよ」


「へ?」


先生は窓の外を見る


「確かに、おかしいですね。

  街中なはずなのに」


いったいどういう事だ?


玄関の方から扉が壊れたような音がした


「せ、先生様子を見て来ます。

  みなさんはここで待っていてください」


「俺も行く。」「私もですわ。」


なんだか嫌な予感がする。

俺達も先生について行く事にした




先生について行くと、そこには10人ぐらいの美少女が居た

扉を壊したようだ


「貴女達は何者ですか?なんで扉を壊し…」


「ひゃっはー!!エサだぁ!!」「エサは食い殺しだぁ!!」


美少女のうち2人が先生に襲い掛かる。

黒髪ショートヘアーの美少女と、赤髪ショートヘアーの美少女だ


「え、エサ?」


先生はとりあえず襲って来た美少女2人の腹を斬った


「ぎゃっ!!」「ぐはっ!!」


美少女2人は怯んだが

残りの美少女のうち2人

黒髪ロングヘアーと赤髪ロングヘアーが先生を攻撃して来た


「エサ、エサぁ!!」「エサは食べるのよぉ!!」


「先生、こいつらのこの言い方妖魔だ、胸を狙うんだ。」


先生は頷きながら言った


「わ、分かりました。」


先生はあっという間に黒髪ロングヘアーと赤髪ロングヘアーの胸を斬る


「きゃっ!!」「あふん!!」


2人、2体は地面に倒れ動かなくなる

怯んでいた、黒髪ショートヘアーと赤髪ショートヘアーも襲い掛かって来るが


「ふんす!!」


「「ぎゃっ!!」」


先生はあっさり胸を斬って殺した。

さすが先生、そこそこ強い。


ピンク髪ショートヘアーとピンク髪ロングヘアーの美少女が

俺に斬りかかって来る、だが俺は


あっさり2人の胸を斬り裂いた


「あふっ!!」「きゃっ!!」


緑髪ロングヘアーとオレンジ髪ロングヘアーがかかって来る


「ボクに食われろぉ!!」「うちが食べるでぇ!!」


だが俺はあっさり2人の胸を斬り裂いた


「ぼ、ボクのお胸が…ガクッ!!」「うちは、食べる、でぇ…ガクッ」


残りは白髪ロングヘアーと白髪ショートヘアーの美少女だけだ


「戦況は、不利!!」


白髪ショートヘアーの美少女は逃げ出した

白髪ロングヘアーの美少女は尻もちをついている


「つ、強すぎるわ。」


ビアンカは白髪ロングヘアーの美少女の胸を揉む


「怖かったですわよね、リラックス、リラックスして」


「ひゃっ、何するのよぉ!!


「もっとリラックス、ですわ。」


ビアンカは白髪ロングヘアーの美少女、妖魔の尻を揉む


「ひゃっ、やめなさいよぉ。」


「ビアンカさん、いい加減にしなさい」


そう言うと、先生は妖魔の胸を斬り、とどめを刺した


「きゃっ…ガクッ」


妖魔は死んだ


「先生、何やってるんだ」


「え?」


「尋問して情報を得るチャンスだったのに」


「あ、あぁ!!そうでした!!

   私としたことが、やってしまいました!!」


ある意味ビアンカ以上のやらかしだな。


ビアンカは自慢げに言った


「私は胸を触り、尻を触ることにより

  情報を聞き出そうとしていたのです」


絶対嘘だ

ただ触りたかっただけだ

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