第21話 学園祭と妖魔(前編)


俺とジュリアンは光魔法のおかげで怪我が早く治り

早く退院し、学園祭の準備に参加する事が出来た。


だが、女子生徒達が噂をしている


「学園の生徒が最近消えているらしいわ。」


学園の生徒が消えている?

どういう事だろうか?


「別の学園でもそういう事例があって。

 妖魔の仕業だったらしいから、この学園の事例も…」


妖魔の仕業、妖魔が人をさらって食べていると。

ありえる話だ。


「俺達も警戒しないとな、そう簡単にやられる気はないが

  不意をつかれたら俺達だってどうなるか分からない」


「そうですわね。」


ビアンカが言った

ビアンカ、お前が妖魔のハニートラップに引っかかりそうで。

1番危ういんだぞ…




とりあえず俺達は学園祭の準備に、教室をメイドカフェ風に改造する。

椅子と机を4人分くっつけて、お客様用のテーブルと椅子を作る形だ。


そしてクラスの女子が着るメイド服が出来た


「メイド服ですわ、いい感じですわ」


ビアンカはメイド服を自分も着ながらそう言う

クラスの美形少女である魔族が、メイド服を着ている光景は

眼福だ。


クラスメイト、メイド服を着ている女子のルノは言った


「少し恥ずかしいかな、メイド服」


「恥じることはありませんわ、メイド服それすなわち美学

  メイド服は素晴らしいものですから、恥じなくていいんですの」


「そ、そうなんだね…」


ビアンカはまくしたて、ルノは引いている

相変わらずビアンカは変態だな。


ルノは聞いて来た


「ところで、メルちゃんはメイド服着ないの?」


「ちゃんじゃなくて君な、俺は男だから着ないんだ。」


「おっぱい、出てるように見えるけど」


「それでも男だから」


ビアンカはがっかりしながら言った


「メルさんほどの美形が着ないなんて、もったいないですわ。

  着ましょう、ね、着ましょうよ」


「着ねぇよ」「いいから着ましょ、着ましょ!!」


「着ねぇって言ってるだろ!!」


俺はマジギレした。

ビアンカ、うるさい




妖魔のうわさはあれど、俺達のクラスの学園祭の準備は無事進んで行った。

学園祭はついに当日を迎える


うちのクラスのメイド達が接客に力を入れる傍ら。

俺は料理を頑張って居た


「2番テーブル、からあげとオムライス」


「了解、からあげとオムライス」


俺は気合いを入れてからあげとオムライスを作る

裏方も大変だ。




しばらくして、遊びに出ていた男子生徒が言って来た


「次は俺達の番だ、交代だ。

  遊びに行っていいぞ」


「了解」


ラムル達のクラス行こうかな?




俺達はラムルとジュリアンのクラスにやって来た

ラムルのクラスの女子達はみんなビキニ水着を着ている


赤髪ロングヘアーの人間の女子は、イマイチ胸がない。

だけど膨らみかけの胸を、ビキニが強調している。

それがたまらない


緑髪ショートヘアーのレプリカヒューマン女子は、並乳だ

形の整った胸がたまらない


そしてラムルの胸はメロンのようなでかさの胸だ。

胸の谷間が見える、セクシー


「ラムル、セクシー」


「う、うるさいよ。

  早く注文してよ。メニューは

   かき氷か、焼きそばか、たこ焼きだよ」


ほほん、海の家風のメニューになってるんだな


「じゃあ焼きそば頼む」


「焼きそばだね、了解」


俺は焼きそばを注文した

しばらくすると焼きそばがやって来た


「もぐっ、うんうまい!!」


女子のセクシーな水着を食いながら食う

焼きそばは格別だぜ。




俺は学園祭でその他の店も楽しんだ

3年生のクラスが出した輪投げ


「ほっ!!」


輪投げでは俺は見事に商品の、サバイバルナイフを当てた。




そしてお化け屋敷


「オバケだぞぉ!!」


「うわっ!!」


意外と迫力があるオバケで驚いた




気が付くと夕方になって居た

店じまいの時間だ


「けっこう学園祭楽しめたかな」


俺はけっこう学園祭を楽しめた。




俺は教室に戻り、そこまで時間をかけず

片付けを終わらせた




ところが俺は、生徒会から声をかけられた

黄色髪ショートヘアーの角1本美少女、確か生徒会長だっけ?


「生徒会の人員だけじゃ、体育館の片づけの人員が足りてないねん。

  頼む!!手伝ってくれへんか?」


生徒会長に頼まれたらNOとは言えないな。


「分かったぜ、手伝う。

  体育館の片づけを手伝えばいいんだな?」


「そや、おおきに。頼むで」


俺は体育館の片づけを手伝いに体育館に向かった


俺と生徒会員は体育館の椅子を片付けていく。

椅子の片づけが終わった




生徒会のレプリカヒューマン2人が、劇に使ったらいし重い大道具を。

ゴミ捨て場に運ぼうとしていた


俺はそれを止めた


「重そうだな、俺がやるよ。」


「え?でも…」


「俺は男だから、任せておけ」


俺は半ば強引に大道具を奪い取った


「ゴミ捨て場に捨てればいいんだな?これ」


「う、うん。」

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