第20話 山賊退治(後編)


俺達は山に居る山賊を退治しながら、奥に進んで行く。

山賊もさすがに俺達の潜入に気づいたらしく


集団でかかって来る

8人の山賊が俺達にかかって来た


金髪ロングヘアーのチャラ男が叫びながら突撃して来た


「ひゃっはー、侵入者は虐殺だぁ!!」


「男の人には、手加減いりませんわね」


ビアンカはチャラ男の心臓をレイピアで突き刺した


「あへっ!!」


そしてレイピアを抜く、チャラ男は倒れた


次に金髪の美少女、レプリカヒューマンが、突撃して来る


「侵入者は皆殺しYO!!」


さらに銀髪の美少女、レプリカヒューマンが突撃して来る


「皆殺しだ!!」


ジュリアンは2人の胸をタガー1本ずつで刺した


「きゃっ!!YO!!」


「ぐはっ!!」


2人は自分の体を支えられなくなって、倒れる

残り5人


緑髪ショートヘアーの男と赤髪ショートヘアーの男が

ラムルに襲い掛かる


「巨乳だぁ!!」「乳もみてぇ!!」


「きもい!!」


ラムルは後ろまわし蹴りで、2人の首を折った


「「ごへっ!!」」


これは死んだな、残り3人

残り3人はレプリカヒューマンだ


ピンク髪ショートヘアーの美少女、緑髪ショートヘアーの美少女、赤髪ショートヘアーの美少女だ


ピンク髪は言う


「ど、どうしますか?」


緑髪は言う


「れ、劣勢よね」


赤髪ショートヘアーは言う


「俺達はまだやれる、交戦だ。」


3人は同時に俺達に襲い掛かって来る

…実力を見せるか


俺は3人の胸を同時に斬り払った


「きゃう!!」


「きゃっ!!」


「ぐはっ!!」


「「「………」」」


少しの間3人は無言で立って居たが、倒れた。

ジュリアンが驚きながら言う


「見事な腕だな」


ラムルは言った


「また腕をあげたんじゃないかな?」


「…かもな」


ビアンカは落ち込んでいる


「あぁ、美少女達がもったいない」


ビアンカはそればかりだな。




俺達はその後山賊を殺しつつ奥に進んだ。

すると


そこには王座のような椅子に座る。

金髪ロングヘアーの赤目美少女が居た

赤目と言う事は


「バンパイア…」


俺は呟いた

前に何とか勝てた事はあるが、あれは2人がかりでの危うい勝利だった


そのバンパイアともう一度戦場で会う事になるとは


「貴女達がここに来るまでに

 ゴミどもがやられたようね、ゴミはゴミと言う事かしら?」


仲間をゴミ扱い、か。


「バンパイアには仲間をゴミ扱いする風習でもあるのか?」


「そんな風習はないけど、エリート種たるバンパイアにとって

 それ以外はゴミ、そうは思わない?」


「…思わないな!!」


俺はバンパイアに剣を持って斬りかかる

バンパイアは俺の剣を、剣であっさり受け止める


前のバンパイア戦の時と同じく、ジュリアンも加勢してくれた

俺達は2人がかりでバンパイアを攻める


「なかなか強いわね、雑種にしては上出来よ」


しかしバンパイアは余裕そうだ。

こいつ、前に戦ったバンパイアより強い!!


バンパイアは素早く俺の剣を振り払う。

そして俺の腹を斬って来る


「がはっ!!」


まずい、腹を斬られた。

傷は深いのか?


「メル!!」


ジュリアンは叫び、動揺する

その隙をつかれて


ジュリアンも腹を斬られた

ビアンカは叫んだ


「ジュリアンさん!!メルさん!!」


バンパイアは笑った


「仲間2人が重傷ね、フフフ。

 これで私の強さが分かったでしょ

 降参して部下になるなら見逃してもいいのよ?」


俺は笑った


「降参?冗談、誰が降参するか」


そう言いながら俺は指を構えて、魔力銃弾の構えをする

起死回生の俺が使える唯一の魔法だ。


「食らいやがれ!!」


俺は指を構える


「何かする気ね!!」


だがバンパイアは鋭く察し、その指を払い落とそうとした。


それにより、魔力の弾は出たが

バンパイアの胸ではなく腹に当たった


「ぐっ!!」


俺は笑顔になった


「これで腹を怪我した同士対等だ。」


「な、生意気ね!!腹を怪我したぐらいどうと言う事ないわ。

 私は高貴なるバンパイア!!」


俺とジュリアンは気合を入れて

またバンパイアに斬りかかる


バンパイアはそれを受け止めるが。

前ほど余裕がない、このバンパイア、強いが故に痛みには慣れてないようだ。


「くっ、お腹が痛くて迎撃に集中できないわ

  怪我ってこんなに痛いものなの?」


その隙をついてビアンカが、バンパイアの後ろにまわりこんだ


「隙ありですわ!!」


そしてバンパイアの背中から、バンパイアの右胸まで、貫通させた


「がはっ!!嘘、馬鹿な。この、私が…」


バンパイアはうつ伏せに倒れる


「帝王たるバンパイア種が、レプリカヒューマンごときに、殺される、なんて…ガクッ」




「危うかったが、これでなんとか勝利だ。やったな…うぐっ!!」


俺は腹をおさえる。痛い、なかなか重傷なようだ。

ラムルは冷静に言った


「2人の怪我が心配だ、包帯を巻こう

  そして帰って病院で正式な治療を受けよう

   バンパイアを相手したって報告したら、追加の報酬も出るだろうし」


「それで治療代がまかなえる、と言う訳ですわね」


とりあえずこの場で俺達2人の腹に包帯が巻かれた。




そして俺達は依頼の報告をし、バンパイアを倒した事により。

追加の報酬をもらう

その追加の報酬もあって、俺とジュリアンの病院への入院代を無事ゲットした


俺とジュリアンは病院に入院した。

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