第18話 学園祭の始まり
俺はクイナ退治を終えた夜
男子寮の自分の部屋に帰って来た
そこには茶髪ショートヘアーの美男子が居た。
「!!!!」
美男子は驚いている
「今日から同室になるメル・ボケシャだ。よろしく」
美男子は驚きながら言った
「ここは男子寮だぞ」
俺は笑顔で言った
「俺の心は男子だから。
胸を触られてもなんともないぞ?触ってみるか?」
美男子は呆れたように言った
「さわらねぇよ。
女子を男子寮に入れるなんて、何を考えているんだ?」
聞こえてるぞぉ、俺は女子じゃなくて男子だ。
「まぁとにかく名前を教えてくれよ、自己紹介をしたい。」
美男子は渋々と言った感じで名前を言った
「レオ、レオ・ライオンだ。」
レオライオン、カッコいい名前
「レオライオンかカッコいい名前でいいな。」
「なぁ、お前やっぱり今からでも女子寮に…」
俺は制服を脱いだ。
ノーブラ、男子用パンツの豪快な姿になる
「い、いきなり何脱いでるんだよ。ブラしてないし。パンツは男子用だし」
「男だからブラなんてしないし、パンツは男用
男だから男の前で普通に着替えるさ。」
「お、おっぱいあるくせに男なんて意味が分からないぞ」
よく言われるが。
それでも男なんだから仕方ない
俺はパジャマに着替えた
そしてベッドの上に寝転がる
「それじゃあ寝るからおやすみ」
「お、おい。
男子の部屋で勝手に寝やがって。なんて奴だ…」
「zzz…zzz…」
俺は次の日授業に参加した
次の日の話題は学校祭だった
この学校には学校祭があるのか!!
「はい、と言う事で学校祭について、話し合いたいと思います
出し物は何にするか」
ビアンカははいはい!!と手をあげていた
「…ビアンカさん。」
先生はあきれた感じで指をさす
なんとなく展開が読めてるんだろう
「きわどい水着で接客する、きわどい水着喫茶はどうですか?
男子は裏方で!!」
…やはり変態か、本当にこいつは。
仲間ながらジュリアン以上に下半身で発言するし、下半身で動く奴だ。
「卑猥なのは却下です、健全な学園祭なので。
他に誰か意見はありませんか?」
「はい!!はい!!」
オレンジ髪ショートヘアーの、明るそうなレプリカヒューマンが手をあげた
「ルノさん」
ルノって言うのか、あの子
「メイド喫茶はどうかな?定番だし」
ビアンカが余計な口を挟む
「もちろんスカートは短くして?」「長くするよ!!」
先生は言った
「メイド喫茶ですか、悪くない案ですね。
他に案はありませんか?」
ビアンカは何か言おうとする
「ないようですね。」
ビアンカの意見を聞くまでもないと、当然だな
「ではうちの学級はメイド喫茶に決定ですね。」
異論はなかったので、ビアンカは何か言いたそうにしていたが
うちの学級はメイド喫茶に決定した。
その後、食堂で俺達パーティは食事しながら雑談をかわす
ちなみに俺が頼んだのはうどんだ、うどんの気分だったから。
「もぐもぐっ、うどんうめぇ。」
ラムルは話題を振って来た
「うちのクラスは水着喫茶になったけど、そっちのクラスはなんになった?」
「「!!!!」」
水着喫茶、だと。
「よ、よくそんな変態なもの許可されたな」
ラムルは怒りながら言った
「うちのクラスの担任、男で変態だから。
ジュリアンと結託して決まったんだ」
ジュリアンは素晴らしい笑顔で言った
「援護してやったぜ」
ビアンカはジュリアンにハイタッチする
「ナイスですわ!!必ず行きますわ!!
水着喫茶、かわいい女の子が待ってる」
「それで?そっちのクラスの担任はまともそうな女性だったよね?
何に決まったの?」
「メイド喫茶だ」
おそらく俺は裏方になるだろう
男だからな
「メイド喫茶か、まぁ王道と言う感じかな。」
ジュリアンは言った
「だがよぉ、王道過ぎて面白みがねぇぜ。
セクシーメイド喫茶とかどうよ、危ういメイド服で」
ビアンカは笑顔で言った
「そうそう、面白味がないですわ。
セクシーメイド喫茶とかどうよ、ですわ」
「お前らが変態だから見たいだけだろ」
「君達が変態だから見たいだけだよね?」
俺達常識人2人は突っ込んだ。
「そ、そんなことありませんわ!!」
「そ、そんなことねぇし」
2人とも目が泳いでるぞぉ
俺達はメイド喫茶の準備をする
「俺は男子だからな、裏方は任せてくれ」
俺は言った
みんなは何言ってるんだこいつ、と言う目で見ている
ルノは言った
「女の子だよね?おっぱい出てるし」
「男の子だ」
おっぱいなんて、俺の心には関係ないね
とりあえず今から机を動かしても、授業に影響が出る。
と言う事で今日は出す予定のメニューを決めるだけになった
メニューはメイド喫茶の王道オムライス、そして唐揚げ、そしてうどんに決まった
この3種類で攻めていく事にした。
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