新大陸学園の章

第15話 新学園入学と、新たなる仲間


俺達は新大陸にやって来て、さっそく新大陸の冒険者学園に編入する事にした。

新大陸の学園に来るまでに別の学園に入って居た人は、その学年で編入できる。


学園でクエストをこなせば生活費は稼げるだろう

学園を謳歌しつつ、生活費を稼ぎつつ、すごい冒険者を目指せばいい


ちなみに新大陸の学園は騎士学園の要素はなく、冒険者学園だ。

新大陸には騎士が存在せず、冒険者が団結して街の防衛、敵の撃破などを行って居るらしい。



俺はさっそく新大陸の学園に編入する


俺は今職員室に居る

金髪ロングヘアーの美女先生、名前はゾーイ・ティーチと言うらしい。

が、俺の担当になるらしい


「…メル・ボケシャさんですね。男の子だと聞いていたんですが。」


俺は笑顔で言った


「胸があっても俺は男です。」


「そ、そうですか。

  まぁうちの学園は柔軟ですから、男と言う事にしますね。」


さすが新大陸の学園だ。

柔軟性があるぜ。




俺はさっそく授業を受ける教室にやって来た

教室には人間、ゴブリン、レプリカヒューマン、バンパイアまで居る。


「は~い、転校生を紹介します

  人間の学校からきた。メル・ボケシャさんです」


「メル・ボケシャです、よろしくお願いします」


1人のレプリカヒューマン

黒髪ロングヘアーの美少女が席を立った


「美少女、美少女ですわ!!」


俺を美少女だと思って興奮しているようだ

だが


「俺は男だ、美少女じゃない。

  そこを間違えるな」


黒髪ロングヘアーのレプリカヒューマンは

体をくねくねさせながら言った


「貴女は美少女、間違いありませんわ。

  私の美少女センサーが作動していますの!!」


ムカッ


「名前は?」


「ビアンカ・ビアンですわ」


「ビアンカ、なんて言うか、お前嫌いだ」


俺はビアンカを指さしながら言った


「ガーン!!美少女に嫌われた、嫌われた…」


ビアンカは落ち込んでいるようだが、知るか

俺を女扱いする方が悪いんだ。




とりあえずビアンカは落ち込んでいるが、ここでの初めての授業が開始された


「この新大陸では魔族と人間は争って居ませんが、それ以外の脅威が居ます」


それ以外の脅威?


「それは妖魔です、妖魔は人間や魔族を食う生き物です。

  人間の美少女とまったく同じ形をしています」


美少女の外見して、人間や魔族を食うとは

怖いな


「妖魔は歳をとりません、魔族もそうですが魔族は特徴があるので

 妖魔と比べて見分け易いでしょう。

 妖魔は人間の美少女で歳を取らないので、歳を取らない人間の美少女が居たら怪しむべきですね。」


ビアンカは笑顔で言った


「ちなみに妖魔の弱点も魔族と同じくおっぱいですわよ。

  最後にものすごく強くおっぱいを揉んで、殺してさしあげたいですわね。」


物騒な事言うな、こいつ。

でもまぁ、胸を攻撃しなきゃいけない事には変わりないんだろうけど


こんな感じで妖魔の解説で初日の授業は終わった




初日の授業が終わって、俺達は集まる。

だがしかし俺達にはこの国の通貨がない。

新大陸の通貨がない。


お腹を空かせても、食べ物を買えない

ジュリアンは叫んだ


「腹減ったぁ!!金が無きゃ食事が出来ねぇ!!」


ラムルはジュリアンを窘めた


「落ち着いて、みっともな…グー」


ラムルの腹からお腹の音が鳴ってしまう


「お前だって人の事言えねぇじゃん」


かくいう俺も


グー…

お腹の音がなって居る


「3人とも空腹だ」


俺達が空腹で困って居ると、ビアンカがやって来た


「あら、美少女2人と、おまけの男子ですか」


ジュリアンはキレた


「誰がおまけだ!!」


ビアンカはジュリアンのツッコミを無視して言った


「私でよければ、お食事代をお出ししますわよ

 ここに来たばかりでお金がないでしょうから」


俺は笑顔になった


「本当か!!」


「えぇ、ただし条件がありますわ」


条件…

どんな厳しい条件を突きつけられるのか


「私は完璧な美少女だと思うんですが、パーティを組んでくれる人が居なくて」


完璧な美少女?自分で言うか。


「パーティを組んでほしいんですの、そうしたらお食事を奢りますわ」


俺は2人に聞いた


「どうする?」


「どうするって、グー、このままじゃ空腹死しちまうよ」


「グー、背に腹は変えられない、受けるしかないんじゃないかな?」


ビアンカは笑顔になった


「決まりですわね、よろしくお願いしますわ」


ビアンカは俺の胸を触りながら言った


「よろしくお願いします、メルさん。」


「…どこを触りながら言ってるんだ?」


ビアンカはラムルの胸を触りながら言った


「よろしくおねが…ぐはっ!!」


ラムルはビンタをお見舞いした


「…勝手に人の胸を触るからだよ

  あっ、ちなみにボクはラムルね、よろしく」


「よ、よろしくですわ…」


ビアンカは笑顔で言った


「よし、これで自己紹介は終わりましたわね」


ジュリアンは叫んだ


「おい!!おい!!俺忘れてるぞ!!   

  ジュリアン、ジュリアンだ!!」


「…殿方には興味ないので」


「仲間になるんだから興味ぐらい持っておけ」


確かに、正論だ

仲間になるぐらいだから興味ぐらい持っておけ




俺達はビアンカに食堂で食事を奢られた

俺は大盛カツカレー、ジュリアンはハンバーグとライス

ラムルはスパゲティミートソースだ。


ちなみにビアンカは普通のカレーを食べている。


「もぐもぐっもぐっ!!」


俺は一心不乱にカツカレーを食べる

うめぇ、うめぇ、まともな飯は久しぶりだ

船で食う飯はまともじゃないメシばかりだったからな。


「ごちそうさま。」


ふぅ、よく食べた

ビアンカは言った


「食べたところで、クエストを受けに行きますわよ。

  いつまでも奢る訳にもいきませんし、稼いでもらわないと」


確かに、ビアンカもそう余裕がある訳じゃないだろう

いつまでも頼ってられない

稼がないとな


「それじゃあ行くか、クエスト受付所に、クエストを受けに」


「行くとしますか、俺のイケメンなところ見せてやるぜ。」


「私は殿方のイケメンなところより、美少女のかわいいところがみたいですわ」


「…チャラ男に、ガチ百合、うちのパーティって女好きが多いな。

  大丈夫かな?」


確かに、少し心配になるだろうな、ラムルからしたら

まぁ俺は男だから心配する事はないんだが。


とりあえず俺達はクエスト受付所に向かった

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