第3話 初授業と初依頼選び


とりあえず俺は初授業を受ける

うちのクラスの担任は紫髪ロングウェーブの巨乳なようだ


「は~い、私はパープルよ

  今日からあなた達をビシバシしごくわ」


本当に胸がでかい先生だな

あんなんで戦えるのだろうか?


大男の生徒が笑った


「アンタみたいな女に教わる事なんてねぇぜ、俺の方が強いんだからな」


大男は俺の2倍ぐらいのでかさがあり、強そうだ。


「言うじゃない、剣を構えなさい

  思い知らせてやるわ」


「人間の女を斬る趣味はねぇ、魔族は女しか居ないようだから

  仕方なく斬るがな」


先生は恐ろしい目をして言った


「いいから、構えろ。

  それとも貴方は口だけで、私に勝てる自信がないのかしら?」


大男は若干気押しされながら、言った


「こ、後悔してもしらねぇぞ」


大男は剣を構える、そして先生も剣を構える

どうなる?


大男は剣を構えてパープル先生に突撃して行った


「ぬぉおおおおおおお!!」


ありゃダメだ、まっすぐ過ぎるし動きが素人すぎる


「はい」


先生は大男の剣を弾いた


「なっ!!」


そしてジャンプし大男の首に、剣を突きつけた


「敵との実戦なら死んでいるわよ?貴方…」


先生、なかなかの剣の腕なようだ

今の俺以上だろうな。


大男は地面に座り込んで言った


「俺の、負けだ」


大男が女に負ける

その姿は無惨に映った

少し、かわいそうだな


先生は笑ながら言った


「私の実力は分かってもらえたかしら?

  それじゃあ授業を始めるわよ、戦いの基本は、剣!!」


そう言うと先生は剣をこっち(生徒達)に向けて来た

胸がプルンと揺れる


「とにかく今日は素振りをしてもらうわ、何事も基礎からだからね

   構えがなってないようだったら私が注意するから、授業中ひたすら素振りをしなさい」


素振りか、お父さんに言われてよくやったな。

あれ以外と辛いんだよな、でも強くなれる。




「はっ、はっ、はっ!!」


俺と他の生徒達は気合いを入れて素振りをしていた


先生は男子生徒に注意する


「型がなってないわ、もう少ししっかり型を意識して」


「は、はい!!」


先生は女子生徒にも注意する


「貴女はお嬢様なの?戦闘知らず令嬢のような力の抜けた一撃よ

  そんなんじゃ剣を扱えないわよ、しっかりして」


「は、はい!!」


先生容赦ねぇな、新入生相手に


先生は俺のところにやって来た


「貴女は、剣の腕に問題は無さそうだけど

   なんで男子生徒の制服を?」


「心は男なので」


体が女になろうとも、俺は男

それは変わらない


先生は気まずそうな顔をして言った


「ま、まぁ性癖はいろいろだしね」


性癖じゃねぇ、性別なんだが!!




とりあえず一日中素振りの授業は終わった。

そして授業が終わったので、ラムルとの約束通り

学園のクエスト受付所の前で待つ


受付所の前で待っていると

ラムルが走ってやって来た

ラムルの胸がぶるんぶるんと揺れる。


「ごめんね、待った?って、どこ見てるの?」


「いや、胸が揺れてるなと思って」


「いや~ん、えっちぃ」


男だからな、男はみんな変態なのです!!


「とにかく、クエスト受けよ受けよ

  クエスト受付所に入ろう」


「あぁ。」


俺達はクエスト受付所に入って行った




クエスト受付所には金髪ロングヘアーの美女が居た


「クエスト受付所へようこそ、初めてですよね?」「あ、はい」


「クエストはあそこの掲示板に張ってるので、好きなのを選んでください」


「あ、ありがとうございます」


俺はお礼を言うと、掲示板に注目する

へぇ、確かにいろいろな依頼が張ってるな


俺は掲示板を見る


「バンパイア退治まであるぜ、この掲示板

  すげぇな」


バンパイアって言ったら、俺でも知ってる上級魔族じゃねぇか。

そんなのの退治を学生にやらせる気なのか?


「なに、君初依頼からバンパイア退治やりたいの?死ぬよ?」


「や、やりたくねぇよ」


初依頼からバンパイアはちょっと、いやかなり無謀過ぎるだろ


「ボクとしては初依頼なら、ゴブリン退治か、レプリカヒューマン退治をお勧めするよ」


ゴブリンは分かるが、レプリカヒューマンってなんだ?


「レプリカヒューマンってなんだ?」


「角が生えただけで、人間と同じように見える魔族

  人間に見えるからレプリカヒューマン」


ほえぇ…そんな魔族が居るんだ


「ゴブリンかレプリカヒューマンか、悩むな」


最初はとりあえずゴブリン退治。

が、ファンタジーの定番だが


「定番過ぎるのも味がねぇな、レプリカヒューマン退治しよう」


人の形をした魔族を殺す事に慣れなきゃいけないしな。


「レプリカヒューマン退治だね、了解。

  それじゃ依頼受けようか

   掲示板の紙を剥がして、受付に持って行ったら依頼受けられるよ」


俺は掲示板のレプリカヒューマン退治の依頼の紙を剥がした

そして受付に持って行く


「レプリカヒューマン退治の依頼を受けたい」


「レプリカヒューマン退治ですね、分かりました。

  レプリカヒューマンは近くの洞窟に潜んでいます。

   退治してください」


洞窟に潜んでいる、退治物の定番だな


「近くの洞窟だって、早く行こうよ

   早く行って報酬もらって、おいしいもの食べよう」


「お、おう…」


初めての依頼、少し緊張するな

魔族との戦いは命懸けだろうし


「緊張してるの?」「し、してねぇよ」


本当はしてるけど、男が女の前で弱気見せれねぇしな。

ここは気合いと男気で頑張るしかねぇ

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