第22話
「私は正攻法で行くねー。」
普通助けるでしょ。とりあえず落とし穴の先に何があるのか気になるから重力に従って落ちる。
もうそろそろ地面だ。
「
ゆっくり着地する。
結構落ちたな………のんびり探索してよっと。
「ミト、夜月に連絡できる?」
『ヒナタが自分でやれば〜。スキルが生えてると思うけど。』
「スキルって生えるものなの?」
『僕の
「それで生えちゃうんだ……。」
『うん!』
えーっと……どうやって送るんだろ。電話をイメージ……
『夜月、聞こえる?』
『え!日向!無事みたいだね。』
『うん。そっちはどんな感じ?』
『今25層でボスを倒したところ。スピード重視で来てるからねー。』
『了解っと…魔物が来たからまた後でね。』
『はーい。』
・・・
日向から
26層。
ゴブークエンペラー?は?ゴブリンなの?オークなの?生理的に無理な見た目してるし!とりあえず、
「
あれ?4分の1すら切れてない?結構硬いんだね。それじゃあ物理攻撃にするかぁ。
「
剣の強化をして、いざ、参る。
うん。ゴブークエンペラーは声も出せずに死んじゃった。魔法耐性がちょっとだけあったみたいだね。
とりあえず次に進もうかな。
27層
かめー!亀さんだー!大きいなぁ……。
えーっと、鑑定によると、『レジェンドタートル』だって。伝説の亀。そのまんまじゃん!しかも物理耐性と魔法耐性がⅣって…まぁ、亀だからね。硬いよね。どうしよっかな……あ、良いこと考えた!
「
これで亀さんをひっくり返す!そしたら、
「
お腹を抉る!
はい倒したー。やっぱり甲羅が硬すぎるだけだったわ。
1回休憩しよっと。
・・・
28層
うさぎさんだー!しかも小さい!ん?小さい……?後ろ足だけ妙に太くない?
鑑定によると、キックラビットだって。ん?スキル、
「
うさぎさんの後ろ足に命中。
「
足を燃やしつつ切断!これだけでうさぎさんは死んだ。
29層
休憩スポット。多分次が最後の層だね。日向のこともあるし、行きますか。
30層
そこには、魔女と、日向、ミトがいた。
「よく来たな人間……さぁ、我が下僕よ、やってしまえ!」
「っ…!日向!どうしてこんなやつの言うことを……!」
「我が催眠魔法に隙はない!」
「日向……ごめん……」
「さぁ、逝け!」
私と日向の殺し合いが、始まった――。
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