第6話 4月25日 今日からの「物語」は、二人で創ろう
(今、電話がつながったので、予定より早く公開します)
トモへ4月22日に送った「LINE」の返事は、まだ来ない。
スマホを操作するだけの気力がないのか、体力がないのか、
それも分からない。
果たして、間に合うのだろうか。
見てもらえるだろうか。
LINEにメッセージを書き込む。
「カクヨム 広島 トモ でググってほしい。そこにメッセージが書いてあるから、体調が良いときに読んで。」
後で、電話してから送信しよう。
ねえ、トモ。
君はしょっちゅう
「なんで別れたんだろう」
「結婚しとけばよかった」
「生まれ変わったら・・・」
なんて言って、人の心を洗濯機にぶち込むようなことを言うけど、
でも、思うんだよね。
お互い、離れていろんなことを経験したからこそ、そう思えるんじゃないかって。
「if」で、ああ書いたけど、高校卒業して一度離れたところはそのままにしたのは、そういうことなんだろうって思ったから。
離れなかったら、きっとお互いの「大事さ」とかが、わからないままだったんじゃないかな。
君がもし、この文章を読んでくれて、そして返事をくれたら、それをここに加えようと思う。だから、この物語は「未完」のままにしておくよ。
だから、必ず、戻ってきて。
二人で続きを創ろう。
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