男女4人2組の悪しきストーカー

しかしもしそれで済んだのだったらそこからでも私は立ち直る自信はあったのだが、実はここからが現今の格差世のミステリーというか、不条理劇の始まりで、その時から今に至る、実に20年を優に越える長きに渡って、複数名によるストーカー行為を私は受けることになってしまったのである!

 そのストーカーとは前記のアパートにいたチンピラどもで、そしてその仕掛け主とは件の大家か、あるいはそのチンピラどもを介して偶々介入して来た此奴らの親分か、とにかくそのどちらかである。両者ともに不動産業(おそらく土建業も)を営んでいる大地主で、金はうなるほどあるらしく、男女4人2組のアベックを私専門のストーカーとし、遊び暮らさせながら私を追わせ続けていた。その理由は前記した大家の「自分たちで(店子同士で)話を付けろ」を私に強要する為だったし、チンピラどもの雇い主がもしその大家だったら、文字通りその為。あるいは真犯人があとから介入して来た暴力団の親分だったらば「(大家に請け負った)俺の顔を潰すな」というのが事由に当たっただろう。いずれにしても実に〝つまらない〟としか云いようのない、ストーカー配備のそれが理由だった。超長期に及ぶその後のストーカー期間からしても、やつら4人組への生活費用用立てからしても、格差世のなせる彼ら悪しき富者たちの驕りと横暴!としか他に云いようがない…。

 とにかく、車上生活者としてどこに逃げ隠れようが、あるいは住まおうが(こんな状態からでも私は必死に働いてお金を貯め定住したのだが、しかし転居を重ねてもいた)こいつら4人をかわしきれない。なぜか…?

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