第7話 何気ない日常へ乾杯

これからもたくさんの善良な住民が来るといいんだけども。


__書くのを忘れていた。

ここから2年の月日がたった

実に長いものだったのを実感させられる

この空き家…いや。館は大きなものになった

椿はやがて〈館主様〉等と呼ばれる。


??【館主様~!お茶はいりますか?】

静かに戸を開け呼ぶ声が響く。


【あら… ありがとうございます。"1人分"よろしくお願いしますね。】

1人分ということを強調しているようだ


楓【椿様は俺以外には優しいんですよね!ひどいものです…】

わざとらしく泣き真似をし。


【これも1つの愛情だってことにそろそろ気づいてくれる?】

言葉とは裏腹につき放つ様に言う。


こんな楽しそうな会話が日々きこえる。

この2人はカップル…と巷で囁かれている

平和な日々がずっと続けば良いのだが…

ここからは2人の会話を書いていこうと思う


【ちょっと楓。こっちに来てくれる?】

悪戯っぽく笑い


楓【はい?椿様の為なら喜んで!】

呼ばれるなんて珍しい!と喜び


【この仕事…片付けておいてくれない?"椿様"のお願いなの~!】

普段からの呼び名を使い。


楓【はぁ… 仕方ないですね。】


優しい楓と少し辛辣な椿。

この2人はまさに相性バッチリ…とでも言うのだろうか?


とっても平和だったんだ。

予測できないことが起こるまでは_"

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