第23話4月11日③

「余がカーミラである。会って早々で悪いが時間がない故、手短に頼む。これで全員か?」


「いえ、もう一人います」


「今すぐこの場に呼べるか?」


「ん……。もう大丈夫……。ネモフィラに通信して……」


 ここまで、カーミラ様に会って挨拶する間もなかった。スイセンの言葉に従い通信具を起動させる。起動が完了したと思ったときにはネモフィラが居た。


「ネモフィラは転移魔法が使えたんだな」


「いや、転移魔法ではない。通信具が反応したのでな。我が君からの帰還指示だと思い帰ろうと思ったらここに居た。ちょうど用事も最低限終わったところだったしな」


「真名に誓った力か。すごいな」


「歓談中すまぬが余の本題に入らせてくれ。これからそち達にはある場所へ飛んでもらう。そこは過去の時間で余の血族たる吸血鬼たちを救ってほしいのだ」


 それって。思わずカトレアを見る。目を限界まで見開いて微動だにしていない。こちらに反応する余裕どころか、自分が今どういう状態かすら分かっていないだろう。


「カトレア、そちには辛いことを頼む。しかし、それでもどうか引き受けてほしい。いや、引き受けてもらわねばならぬ。」


「カーミラ様、妾は……私は……」


「ダメ……。アルス、真名で縛って……」


「スイセン!?俺はそんな強制的な命令なんて──」


「無理を言ってるのは……分かってる……でも今は、本当に時間がない……お願い……使って……」


 唇を噛み締める。初めて真名で縛ることを聞いたときは、そんな力は絶対に使いたくないと思った。俺の意思ひとつで彼女達の行動を強制したくなかったからだ。カトレアを見る。カーミラ様に呼び掛けられても未だに呆然自失としている。無理もない。召喚したときに聞いた吸血鬼たちの地獄。おそらくこれから立ち向かわなければならないのは、それなのだろう。その話をした後のカトレアの様子は今でも鮮明に思い出せる。自信に裏打ちされた立ち振舞いと、常に冷静であろうとする態度で居るカトレアが震えていた姿を。今もまた、その時のようになっていることを。


 一瞬でそこまで思考して気付く。普段ならこんなに思考を回せないはずだ。それも、今の状況では異常と言えるだろう。そこで初めてリコリスが力を使ってくれていることに気付いた。思考加速。そんなことまで出来るのか。有り難いが、これ以上は時間を使えないだろう。今日はずっとスイセンが時間がないと言っている。さっきなんかはいつもの口調ですらなかった。皆を見る。リコリスもスイセンもアスターもネモフィラもガーネットも。全員が俺を心配そうな瞳で見つめていた。覚悟を決めろ!これ以上迷ってる暇はない!さぁ告げろ!


「【カトレア】の真名において命じる!為すべきことを為せ!」


 その瞬間、カトレアの瞳に力が宿る。体の震えも収まったようだ。その様子を見て安堵すると同時に、自己嫌悪する。使わないと自ら決めていた力を使う。こんなにキツいものなのだな、大切な相手を思い通りに動かすのは。けど、今だけはそんな感情は捨て置け!せめて命じたなら、同じことを俺自身にも課すべきだろ!


「話しはまとまったようだな。それでは──」


「こんな時にごめんなさい!ほんの少しでいいんだ!時間を僕にください!」


「猶予はほとんどやれぬ。急げ」


「ありがとう!」


 ガーネット……?こんな時に何を。と考えてスイセンを見る。止めに入る様子がない。ということは、これからガーネットがやることは必要なことなのだ。


「アルス、聞いて!僕の真名契約の試練は、自分の全てを預けられるほど信頼できること。信頼できていなかったら真名が聞こえないけど、そんなことになるなんて不安はこれっぽっちもないよ!だってもう、これ以上にないほどアルスを信頼しているからね!僕の真名は【ガーベラ】だよ!ガーベラ・ガーネットが僕の名前!」


「あぁ、確かに聞こえたぞ。改めて、これからもよろしく頼むガーベラ」


「うん!このまま真名に誓いも立てるね!自分の決めた道をどこまでも信じることを【ガーベラ】の名に誓うよ!貴重な時間を使っちゃってごめんなさい!」


「よい。僅かにあった猶予もこの為だったのだろう。もう問答の時間はない。行け!」


 転移の感覚と共に出た場所は、コロッセオと呼ばれるような場所。

 そして、いくつも聞こえる呻き声。それを認識した瞬間には叫んでいた。


「スイセン!」


 俺の声に応えてくれたスイセンが、返事をする暇も惜しんで氷の天幕を張ってくれる。


「何故、邪魔をする?」


 白い鳥の翼に、頭の上にはなぜか浮いている金色の輪っかがある。知らない特徴を持っているがバードマンの亜種だろうか?


「魅了!」


 開幕のリコリスの魅了だ。あいつは、スイセンの氷の天幕を邪魔と言った。俺達にとって敵ということだ。


「今度こそ妾にやらせてほしいのじゃ!いや、妾の手で始末を付けねばならぬ!」


 いつもの冷静さのないカトレアが、ランスを振り絞って突撃する。

 本当にこれで良いのだろうか?カトレアに汚れ仕事をさせる、本当にこれで。今さら悩んでも意味はないのかもしれない。けれど、どうしても考えてしまう。人の命を奪うことの重責とはどんなものなのか。

 いよいよ、カトレアのランスが相手に当たる。そう思われた瞬間──横から血の刃が伸びて、相手の首を切断した。


「な、なんじゃ!?今のはっ!?」


「余だ。見知らぬ血族よ」


 そこに居たのはカーミラ様だった。体から煙が上がっている。太陽に焼かれていたのだろう。それが、スイセンの氷によって和らいだために動けた、といったところか。しかし俺は今、安堵してしまっていた。カーミラ様に押し付けてしまったというのに。前回はリリス様に押し付けてもいる。こんな調子で大丈夫なのだろうか?俺達にはなんだかんだといって危機が訪れることがある。そのときになって、誰の手助けも求められない状況で、自分達だけで事を為せるのか。


 駄目だ、全然想像できない。願うことなら俺達の誰も、手を血に染めることのないように。そう思いながら消えていくバードマンの亜種らしき存在を見つめていた。消えたということは、誰かの召喚獣だったのだろう。つまり裏で操っている存在がいる。ここは過去の世界らしいから現在に戻ったら、黒幕が倒されているのかカーミラ様に聞いてみよう。


「助かったぞ、余の血族達よ。しかし、そこの余の血族は見かけた覚えはない。誰ぞの隠し子か?」


「いえ、カーミラ様。信じてもらえないかもしれませぬが、妾達は未来から来たのじゃ」


「未来から……納得した。転移魔法でもないのに、突然現れたのは確認していた故な。しかし、助けてもらっておいてなんだが既に手遅れだったかもしれぬ。見よ」


 地面には吸血鬼たちが並べられている。今立ち上がって動き回っているのはデイウォーカーの吸血鬼なのだろう。もしくはカーミラ様ほどの精神力を持っているか、残っていたか。どちらにせよ、そんなことは慰めにはならない。

 なぜなら、動いている人影に対して……地面に寝転んでいる人数が圧倒的だからだ。かなり広いこのコロッセオの地面一帯に並べられている。俺達はこれだけの人達を助けることが出来なかったのか?ここに来たことに、どれだけの意味があったのか……分からなくなる。


 あとどれだけ早く辿り着けばよかったというのだろうか?それとも今助けられている人達が、現在も生き残っている吸血鬼の全てなのか。カーミラ様から詳しい話を聞けなかったので、何が正解か分からない。それでも、俺達全員が身動きを取ることが出来なかった。そのなかでも、カトレアの動揺が激しい。何か声を掛けたいが、言葉が何も出てこない。

 何かないかと視線を巡らせ……そこで、うつむいているのが全員ではないことに気付いた。スイセンだけが地面を向いていなかった。目線を辿ると……ガーベラ?間違いでなければ確かにガーベラのはずだ。一体何が?そう思ったと同時に、ガーベラが体を仰け反らせた。そして勢いよく前に出すと、鼓膜が破れるかと思うほどの大音響を出した。


「みんなー!こんなところで寝てたら風邪引いちゃうよ!ちゃんとお家のベッドで寝ないとダメだよ!お父さんお母さんに言われなかった!?ちゃんとお布団を掛けて寝なさいって!あぁ、でもベッドで寝る前にこんなところに寝転んでいたんだからお風呂に入らなきゃ!ちゃんと身体を洗うんだよ!そうそう、目にシャンプーが入らないようにちゃんと頭を洗うときは目を閉じるんだよ!それから湯船にはちゃんと100数えるまで浸かること!あ!大事なことを忘れてた!家に帰ったらまずは手洗いうがいだった!風邪の予防はとっても大事だよね!それからそれから──」


 なんて具合で涙を流しながらも、子供に言い聞かせるようなことをずっと叫び続けている。だけど、そんな行為にも意味はあった。なんと寝転んでいた人物が何人か起き出したのだ。それを見た俺たちの行動は早かった。自分の近くに居る人に寄り添い声を掛ける。そうしてまた何人か起こしたところで、リコリスが何かに気付いたようにハッとしたあとこちらに近付いてきた。


「アルス様!今この場で限界まで私に精力を供給してください!私の魅了を使って起こせないか試してみます!」


「確かに、リコリスの魅了なら出来るかもしれないなっ!じゃあ行くぞ」


 そうして俺からリコリスへキスをする。この場に居る人が全員起きますように。そんな願いを込めながら、リコリスへ精力を送る。そして、口を離したリコリスは魅了を発動する。結果は、周囲に居た数十人が目覚めた。思わず抱き締めてもう一度キスをしてしまったが、そこからは場所を変えながら何度も魅了を発動していき。そして、もう何度リコリスに魅了を使ってもらったか分からないほどになっても続いたこの行動は。最後の一人を目覚めさせて終わることとなった。それと同時に大歓声が上がる。そのなかでふいに会話が聞こえてきた。


 あれは、カトレアと……カトレアを幼くしたらあんな風になるのではないかという少女だった。


「お姉ちゃんありがとう!皆目覚めたよ!」


「妾は大したことはしておらんのじゃ。これをやったのは妾の半身とリコリスと……そしてガーベラじゃな」


「半身ってことは、お姉ちゃんの旦那様なんだ!すごい人の奥様なんだね!」


「そうじゃの。妾の半身はとっても凄いのじゃ」


「私もお姉ちゃんみたいになって、そんな素敵な旦那様を見つける!」


「そうかそうか。それはよいのう。ならひとつアドバイスじゃ。よい旦那様を捕まえられるかは、早いもの勝ちじゃ。契約の機会が来たら、迷わず掴むのじゃよ」


「分かった!私、たくさんお勉強してお姉ちゃんみたいなレディになって素敵な旦那様を捕まえる!」


「うむうむ。頑張るのじゃぞ」


「あ!私呼ばれてるみたい!それじゃあまた会おうね、素敵なお姉ちゃん!」


 カトレアはその言葉には返事をせずに、手を振って少女を見送った。カトレアの隣に立って、少女が去った方向を眺める。もう少女の姿は見えないが、そのまま口を開いた。


「あの少女は過去のカトレア?」


「そうじゃよ。今の妾とは違い過ぎて幻滅でもしたかのう?」


「まさか。カトレアはあんな頃から可愛かったんだって惚れ直したところだよ。それに、俺から吸血した後のカトレアはあんな感じだよ?」


「妾をからかうのはよすのじゃ。って妾、吸血した後あんな感じになっておるのか!?」


「うん。とっても可愛いんだよ」


「そ、そうだったんじゃのう。どうりで、吸血した直後の皆の妾を見る目が生暖かったのじゃな」


「そうだよ。話しは戻るけど、どこまで覚えていたの?」


「ほとんど覚えておらんかったのじゃ。助けに来てくれた血族を含む数人が居たこと、その血族の一人称が妾であったこと、こんな感じの口調じゃったこと、召喚の誘いがあれば飛び付くこと、くらいかのう」


「その口調も無理をしているなら戻してもいいと思うよ。俺は正直、どっちも可愛いって思うし。あと、そのアドバイスのお陰でカトレアに出会えたってことだよね。ありがとう。とても嬉しいよ」


「だから、からかうでないと言うておろうに。戻すつもりは……ないのう。既に妾は妾じゃ。他の何者でもない。あぁ、でも過去の妾にこの口調で話さなければあの頃の苦労もなかったのじゃなぁ。でも、アドバイスは妾も良くやったと思うのじゃ」


「口調については実はちょっと後悔してたりする?」


「それはないのう。さっきも言ったが、妾は妾じゃ。それに、今の妾も妾は気に入っておるのじゃよ」


 それならよかった。そう返した後に身体が光に包まれる。

 帰る時間が来たようだ。この姿を見たカーミラ様が焦った様子で叫ぶ。


「余の血族を救ってくれた同胞達よ!未来で待っていてほしい!必ずそち達を見つけ出してみせる!報奨はなんでも望むものを言うがいい!これだけの大恩、それぐらいせねば返せぬ!よいか!?絶対だ!絶対に探し出す!」


 その言葉がぎりぎり届いたのと同時に転移する。

 目を開くと、カーミラ様に送り出された場所だ。

 無事に俺達は帰ってこられたらしい。


「余の血族を救ってくれたこと。誠に感謝する。」


「いえ、頭を上げてくださいカーミラ様。俺達はやるべきことをやった。それだけですよ」


「いや、それがそうでもないのだ。あの後、余は同じ特徴を持つ人物を探そうとした。いくら未来から来たといっても、過去に飛べる時間は限られている。少なくとも、既に生まれてはいるだろうと考えた。何より一人は余の血族だったのだ。その一人は必ず見つかるはずだった。いざ探し出そうとして、何も思い出せないことに気付くまでは」


「カーミラ様。それは一体?」


「余にも分からぬ。最初は余も耄碌したのかと思い、血族のなかに覚えているものが居ないか聞いて回った。そうして分かったのは、ほぼ全員が忘れていたということだ。たった一人。カトレア、そちを除いてな。そこから余はカトレアから聞くことの出来た特徴を持つ血族を全員探し出し、まだ幼かったカトレアに会わせたが居なかった。あの頃は無理をさせた。すまぬ。」


「いえ、気にしないでほしいのじゃカーミラ様。妾もまた会いたかった故」


「そう言って貰えると助かる。そのうちに、そちは同じ特徴になるために必死に努力し成し遂げた。その事を気にしたことはなかった。今だから言えるが、もっと考えるべきであったな。当時の余は血族が見つからぬのは放浪しているからか、どこか余人の居らぬ場所に居るのではないかと考えた。そこであらゆる場所を探しながら、情報を集めていた。幸い、男一人に女六人の組み合わせであることはカトレアが覚えていた。そんな集団は当然目立つ。そう時間もかからず見つかると思っていたのだ。あの頃はまだ」


 カーミラ様は過去のあのときから、一体どんな思いで俺達を探し続けていたのだろうか。過去から戻るときに聞いた、必死な叫びが思い出される。

 あの言葉を放ったカーミラ様は、それこそ血眼になって探し続けていたのだろう。


「実際に同じ組み合わせの男女は、そう時間もかからず見つかった。これでやっと、あのときの約束が果たせる。もしかしたら、随分と待たせたから文句のいくつかは言われるかもしれないと考えていた。実際に会って、違うと判明したときには愕然としたものだ。今思えばとんでもなく、楽観的だった。そもそも文句を言うくらいなら、自ら名乗り出るものだ。そこからだ。余が焦るようになったのは。」


 その時のカーミラ様は、どれだけのショックを受けたのだろう。想像することも出来ない。ようやく会えると言われた大恩人が、全くの別人だったなど。どうにも出来ないことではあるが、どうにかならなかったのかと考えてしまう。俺達がその大恩人であるというのが、またなんとも言えないところであるのだが。


「そうして探し続ける日々の中で、運良く最高峰の過去に飛べる魔道具を手に入れた。しかし、あの日に飛べる期限が刻一刻と近付くなかでもう見つからないのではないかと考えるようになった。いよいよ猶予が尽きようかというときに、見つかったと連絡が入った。これが最後のチャンスかも知れぬと、急いで呼び出すことにした。そうして訪れたのがそち達だ。」



「緊急で呼び出しを受けたときは驚きましたが、今のお話を聞いて理解しました。このネモフィラは本当につい先程、契約したばかりだったんです」


「うむ、そう聞いた。よくぞ、間に合ってくれたものだ。改めて感謝する。お陰で余の血族は皆救われた」


「分かりました。恐れ多いですが、受け取ります」


「そうしてほしい。そして、約束通り望むものをなんでも与えよう。何が欲しい?」


 そう言われても欲しいものなんて、特に思い付かない。

 誰か何かあるかと思って、視線を向けるが全員首を振った。


「なんだ?遠慮などせぬともよいぞ。大抵のものなら即座に用意してみせるし、時間のかかるものでも全力を挙げてどうにかしてみせるぞ?」


「いえ、本当に俺達には欲しいものなんてなくて」


「それでは余が困る。恩人にお礼も出来ないとは、余の尊厳どころか血族全員の誇りにまで関わる。本当になんでもよい。何か言ってほしい」


 欲しいもの。本当に何もないんだよな。うーん。あ、そういえば聞きたいことがあったんだ。


「それならカーミラ様。あのときカーミラ様が手を下してくださったのは召喚獣のようでした。その契約主がどうなったか、何かご存知ではありませんか?」


「その事か。実はそち達を探すのと並行して、そちらも探っていたのだが。何の情報も見つかっておらぬ。念のためと、あのとき余が仕留めた種族についても探ったのだが。全くの空振りでな。まさにお手上げだ」


「そうですか。じゃあ今もどこかで、何かしているのかもしれないんですね」


「腹立たしいことにそうなる。そち達も十分に気を付けよ。余がやったことではあるが、同じ場にそち達も居った故な」


「確かに、俺達が狙われる可能性もありますね。ご忠告、感謝します」


「よい。余が蒔いた種でもあるし、何かあれば遠慮なく助けを求めよ。そち達は通信具を持っておるな?余に繋がるようにした故、いつでも連絡するがよい」


 なぜこうも偉い人はほいほいと、連絡先を登録するのだろうか。しかも直通の。

 ともあれ、俺たちはカーミラ様にお礼を言ってその場を辞した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る