サイドカー
レトロなオートバイの船と呼ばれているサイドカーに乗せられた
「あの~」
助けられた時も助けられてからもずっとヘルメットを被っている上に、いつもの冴えない話し方ではなく、胡散臭い話し方だったので確実ではないかもしれないがと思いながら、
「おまえの社長を探す旅に同行してくれないかと言われましたが、あなた、社長ですよね?」
「え?どうして若返らせたのかって疑問じゃなくてそっち?」
「いえ。まあ、確かに若返らせられた理由も気になりますけど、まずは、あなたが社長かどうかが気になりまして」
「あ~っそ」
ふむふむ。
グローブとプロテクターを装着し直した
答えてくれないんですね。
どこどこまでも、真っ黒い舗装道路が続いていた。
(本当なら今頃、ペガサスと一緒に旅をしていたはずだったのに)
(2024.4.23)
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