第8話
なんだかいつもいっぱいいっぱいな感覚がありました。何をしていても落ち着かなくて、喉が詰まっていて息がうまくできず、集中できない、本やパソコンの画面がチラチラしてしまう。
言葉がうまく出てこなくて説明できないし、できていたとしてもとても労力をかけていて一生懸命に取り組まないとできない、以前とは明らかに何かが違う。周りは普通だというけれど、私の中では本調子ではない。視野もせまく、頭の中にモヤを感じる。そんなことがありました。
それは今思うと脳が休息できていなかったり何か身体の異常があって、眼球も変に動いていたんだと推測されます。
私は同僚がメンタルクリニックに通っていると話してくれたのでその人ならわかってくれるかも、と思い、画面がうまく見れない状況を「画面が波打つ」と表現してその同僚に打ち明けて状況を話してみました。
その後席に戻ってパソコンに向かうとすぐに画面が波打ちました。その現象を現実だと思っている私は「私が話をしたからITの担当者がこのパソコンを波打たせたのかもしれない」「盗聴しているんだ」と思いました。
いま思えばそんな事ができるはずないのに、「思い込んで」いたのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます