第8話

 納得して~!なんて願ってもそんなしょうもないお願いを神様が気づいてくれるわけもなく……


「納得できないのよね~。カウンセリングの先生に話しておこうかしら」

「え、えぇ!」

「嫌だったら正直に話しなさい。秘密にしてあげるから。」


 こういう人たち(学校の先生だったり~相談所の人たち含め)ってすぐ秘密にしますとか、プライバシーがーとか言うけど、結局上司なり同僚なり部下なり親なりただの野良猫に言ったりするんだよなー。

世の中にある信用できない言葉TOP10に絶対入ってるでしょ。

「嫌です。って言ったら?」

「もちろん…」

「すみませんでした!」

「え、えぇ……(困惑)」

「実はお姉ちゃんにサプライズでお手紙をプレゼントしようかと思って下書きを書いていたんですよ!だから、看護師さんにも見せれなくってですね、つまり、えっと、そういうことなんですずら!(瞬時に思いついた大嘘)」

「ずら?」

「はう~ん!つまり……つまり、えっと、そういうことなんです!」

「え、えっと……ちょっと何言ってるかわからない」

「はい?」

「ソンナコトイッタラゼンブエイゴニナリマスヨ!」

「ちょっと、大丈夫ですか?」


よく分からないけど、混乱させたみたいだ。うん。


 結局、緊急事態ではないけどナースコールを押すところだったものの、たまたま他の看護師さんが来てくれて、未だパニック気味になっている看護師さんをつれていってくれた。


 

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